久しぶりに息子を送迎してきたよ。


息子のかよっている中学の生徒たちが写生用の大きな画板を下げてあるいていて、みんな大人に見えた。


クルマの中で、発達障害の生徒への支援が特集されている番組を見ていた。息子はもちろん自分の発達障害はわかっている。



登場した男の子は識字障害があって、漢字が書けなくて作文は平仮名ばっかり。学校に行きづらくなって不登校だった。絵がすきで一日100枚も描くという。


見ていた息子がこの人上手いよ、と描いた絵もみないで断言する。100枚描けるのはすごい集中力があるからだ、と。

彼は運動会に2年ぶりで出る。走るのが遅いからいままで出なかったのだ。自分の得意なことを褒めてもらったりして少しずつ学校になじむようだ、というある発達障害の少年からいま行われている発達障害支援の紹介があった。


息子は自分もコンサータを54mg服用していることはわかっているはずだが、自分の障害はかるいから、ひどい人たちに支援が行き渡るといいと思う、と言う。いやあなたもかるいとは言えませんから。薬なしでは授業も受けられないくらいグデグデですし。


ただし、

漢検の勉強をサボる口実に識字障害とか言わないでよ!

と釘は刺しておく。

息子のクラスではみんな漢検を受験していて、上の級にチャレンジする子もいる。息子は先生に模擬問題をやらせてもらって、8級を受けることになった。のだが全然やってません。


努力が足りないのか頑張ってもできないのか、たぶん、ほんとうのところは本人にも親にもドクターにも分からない。でも全然家で練習してないので、やりなさいよ!と毎日怒鳴っているわけだ。

私はやってもやってもできなかったのでれっきとした識字障害だったと思うけど。いまでも小学校3年~6年あたりで習う漢字は自信がないよ。

テレビではキーボードの使用や写真を撮ること(大学ではiPhoneやiPadで板書を撮ることを認めているところがあると違う番組で見たことがある。そうしないとついていけないひとがいるのだ)で授業に参加できるという事例の紹介があった。

同じように出来ないことを責められる時代は終わるのかな。だといいな。

小学校中学校と支援教育のしっかりしたところに入ることができて、中学の担任の先生が小1~3までの担任の先生だったこと、小学校の先輩も同級生も同じ中学校に多いこと、

ほんとうに様々な幸運のおかげで息子は自分より大変な思いをしている発達障害の仲間に支援がゆきわたることを願う余裕を持てるようになった。

とは言っても感情をコントロールすることはまだまだで、

きのうの朝も朝から怒鳴りあいである。


でも帰ってきたら、

「今朝はごめんなさい」

と、ふたり同時に口にしていて、ああ、反省して、それを伝えられるようになったんだな~とうれしかった。

盛岡城跡公園での写生会で息子のクラスでは深沢紅子野の花美術館に行ったり、藤原養蜂のジェラートをたべたりするようだ。

いい一日だな~。


たまーーーに送っていくのもいいわね、と思ったです。


ではでは♪