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きのう行った美術展はいろいろ、重なり合うところがありましたが、
過去に見た美術展が次から次へと浮かんできて、漂流しているような気持だった。

さて、上の絵は「白菊」小川正太郎 明治33年(1900年)。
イタリアから招かれたフォンタネージの弟子のひとりで、
この絵は留学先のホテルの宿主の死に際して描かれたものだそうです。


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忽ち連想したのは、「福田美蘭展」図録の表紙にもなっているこの絵でして、

「冬―供花」2012年 は2011年6月、国立新美術館の「ワシントン・ナショナルギャラリー」展
で見たゴッホの«薔薇»を見て、ご尊父の死のときのことを思い出し、

「これをきっかけに作品を通して震災で命を落とした人と向き合う一歩を踏み出すことができた」
という作品でした。

ゴッホの«薔薇»であって、小川正太郎の«白菊»じゃないですね。

でも東京藝術大学大学美術館で目にしたことがあって、それが
どこかに残っていた、と考えてみるのは私の自由。

まあ供花はえてして白い花なのですけれども。

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東京藝術大学のこの門の前を通ると連想するのは、

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福田美蘭の「アカンサス」。東京藝術大学の徽章がアカンサスなのだそうです。
手前のプリントに見覚えがあったので、美術展で最初にあれ?と
思った作品でしたが、

ウィリアム・モリスのプリントでした。。

手前に描かれているのはまさしくアカンサス。奥の写真は福田美蘭さんのお父様が
撮った入学時の写真。写真、ウィリアム・モリスのプリント、描かれたアカンサスと大学の椅子、と
三重構造になっております。


ではまた~♪