《谷中安規のつぶやきを聞く》 谷中安規展講演会 岩手県立美術館 原田光館長 14:00~15:30
萬鉄五郎室の解説はお客様ゼロでしたが、自分の解説希望日はいっつも美術館のイベントがある日にしているので、抜かりはない(そうか?)。
原田光館長のお話のなかで強烈に残ったのが《埋葬》のイメージ。
地中に埋められている女性だけではなく、瓶詰にされている人のイメージや、〈裸の舞〉のイメージも埋葬のイメージだと。
その後、《谷中安規展》をもう一度見てきたら、いろいろ見落としていたことが発覚。『お葬式の行列詩集』、トップバッターなんですけど。これは水彩で、安規のお墓も描かれているんですが、文章(と筆蹟も)が独特でユニーク。
《影絵芝居》や《妄想》、そして《妙圓寺御前様宛 谷中安規書簡》をもう一度よく見てきました。
3回目なんですが、やっと全貌がつかめたような気がします。
そして、
安規の版画のイメージにある、傘を持って飛ぶひとのイメージについても、講演のあと作品をチェック。意外なほど飛んでました(笑)。
傘って、半分は自分を覆うもので、半分は外界にひらかれているなあとか、携帯テントとも言えるなあ~居候生活が長かった安規のリアルが反映したのかなあ、
などと作品をみながらつぶつぶつぶやいていた私です。
まだ会期は5/17まであるので、あと1回見たいなあと思います。2Fの安規展関連展示もチェックしなきゃ。
ではでは~♪
