岩手県立美術館常設展第1期がヤバイくらいおもしろかった。困った。
きょうは常設展特別展示「私が友 保阪嘉内ー宮澤賢治全書簡」開催記念コンサートがあって、それを聴きにきたのですが、
その後、26日29日と解説ボランティアなので松本竣介と萬鉄五郎の展示構成を確認しようと2Fに行ったらですね…
常設展示室が魅力的すぎて。あー、困った!
松本竣介つながりの井上長三郎「アダムとイブ」、
同じく麻生三郎「人」、
好きすぎる。
熊谷登久平の「朝やけ」も並大抵じゃない。
いい!すごくいい!
福田繁雄も7点出ていて、どれもカッチリしておもしろい。
後期(6月2日~6月28日)も8点あり、福田繁雄も好きなのでうれしい。しめしめ。
舞田文雄の「蝶」は木版画作品ですが、やっぱり企画展の谷中安規の「蝶を吐く人」への目くばせを感じる。
いままでピンと来なかった村上善男の「積空a」をいいなあ~と。
いままでもすきだった作家の作品はもちろん、そうでなかった作家にも新鮮な風を感じる作品が出ていて(たんに私が知らなかっただけです)、
気がつけば常設展だけで1時間半(笑)。
宮澤賢治全書簡も見応えがあったし、そこに展示されていた萬鉄五郎の作品は2人が交流していた時代に描かれたものという以上に、賢治の描いた絵(複製)との興味深い共通性があり、
もうどうしてこんなに興味の坩堝にしてくれるんだ、と(笑)。
特に一点まだみたことのなかった絵があって、すごく気になった。
(常設展は基本フラッシュなしの撮影なら可能ですが、特別展示の常設展は撮影できないので、あの作品はいったい…という気持ちが止まらないです)
盛岡で岩手県立美術館と岩手大学、もりおか啄木賢治青春記念館、
花巻で宮沢賢治記念館と萬鉄五郎記念美術館を巡って花巻温泉と花巻温泉バラ園というコースはいかがでしょうか。
1日でまわるのは過酷ですが(笑)。