『動物のお医者さん』10巻の表紙カバーはまだ幼気な少女の頃の三毛。
瞳にターコイズブルーが効いてますよね。そのエピソードもすきですが、
岩手県立博物館の「クマゲラの世界展」で、クマゲラの巣に住み着いているものたちを展示したところがあって、黒目がちな大きな瞳にノックダウンである。
あああ、剥製が剥製と思えないほどキュートで、スポイトでミルクをもらっているモモちゃんを思い出してしまいました。
ペットとして飼うには重大な欠点があって、森に帰されたモモちゃんでしたが、
クマゲラが硬い木に作った巣穴は意外に深く、夏涼しく冬暖かい、住みやすそうなおうちだったです。よい子のみんなは係りのお姉さんに言ってこの木の断面を見せてもらってね。
そとからは見えないところもちゃんと作ってあってね、バウムクーヘンのような年輪に感激した。そういうところも作りこんでしまう人間の心意気に打たれるのである。
ああ、モモちゃんをゆっくり見られてしあわせだった。ここの剥製たちはほんとうによく出来ていて、ラブリーです。