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「みんなのアムステルダム国立美術館へ」を見ていたら、

あ、あれは!と思う絵に出会いまして。


図録を拡げて、映画のつづきに浸っております。

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パンフレットにある、アムステルダム国立美術館の図面。

あー、レンブラント、ステーン、ハルス、そしてフェルメール。

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《フェルメールからのラブレター展》は京都展 2011年6月25日~10月16日、

宮城県展 10月27日~12月12日、

東京展 12月23日~2012年3月14日。

東日本大震災から半年の仙台市で開催された本展に、特別の気持ちをもったことを覚えている。

目玉の〈手紙を読む青衣の女〉はもちろん、アムステルダム国立美術館所蔵のもので、図録の修復についての解説をよむと、


映画の中の修復士たちの作業が思い出され、ああ、あれはワニスを塗っていたのか、と腑に落ちたりする。



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そして、アムステルダム国立美術館の所蔵ではないのだが、〈真珠の耳飾りの少女〉は東京都美術館 2012年6月30日~9月17日。

2012年から東日本大震災復興祈念の美術展や催事が多くなって、この年がピークだった気がする。統計的なものに当たったわけではなくて、そんな感じを受けたというだけなのだけれど。 


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映画の中に出ていたのは、〈夜警〉と若い日の自画像。

《レンブラント展》にはあまり大きな作品はなくて、それより、レンブラントがメインでもない美術展に1、2点入っているほうがハッとさせられる。

どんなに遠くても、はっきり発光しているんですよね。

あ、あそこの妙に輝いているあれは!と思うとレンブラント。


アムステルダム国立美術館には「夜警の間」があり、レンブラントのものは〈夜警〉をモチーフにした絵の最後に描かれたものなのだそうですが、

レンブラントに比べたらそれほどのインパクトのないある画家の絵について、美術史的には大したことのない絵だが、オランダの自警団の歴史的にこの絵はここにあるべきだ、

というようなやりとりが印象的だった。

私はそれまで、レンブラントー夜警ーオランダというようなラインでしか考えたことがなかったから。

アムステルダム国立美術館に行くことはまずないと思うけれど、というよりオランダに行こうと思ったことさえないのだけれど、

アムステルダム国立美術館がついに完成して、その前の広場か公園で紫色のフリンジチューリップが風にそよいでいるところを見て、あのオランダの静物画の花が思い出されて、

オランダのチューリップ、いつかみたいなーと思ったりしたのでした。

ちなみにチューリップ見たさに(そこがすでに間違っている)長崎のハウステンボスに行ってがっかりしたこともあります。


ハウステンボスに罪はない。チューリップが見たかった私が間違ってる。その何年か後に富山の砺波市のチューリップフェスティバルに行って大満足でした。

あそこよりもさらにさらにチューリップが怒濤のように押し寄せてくるなら、

オランダに行ってみたいと思います。ええ、チーズでも美術館でもなく、真っ先にチューリップ。はっはっはっは!