藤田嗣治の猫と日常の細かなあれやこれやを描いた作品がすきです。
猫がいて、アジの干物があって、渋い暖簾がかかっている自画像や、まんまるメガネにゴールドの輪っかピアスをしている、猫と一緒の自画像とか。
この人は絶対布フェチだよなあ、と思うのは絵の背景として描かれたり、女性たちがまとう衣服やショールやレースの描写でもわかります。
絵の素材というだけじゃなくて、すきなんだなあと思う。
あーー、まともな縫い針のひとつもないなんて、女としてというより、暮らし方として美しくないよなあ。
美しくない暮しの手帖。
そんな手帖、やだな(笑)。
水曜日だけど、市場へ出かけ針と糸を買ってきます。