{07DC8C9C-E5F1-4591-BC1F-A90E7502B2D3:01}

《マグリット展》初日の朝9:40に並んで、真っ先にマグリットの絵を見てきました。

思えばはじめて出会ったシュールレアリスムの絵がマグリットの〈ピレネーの城〉でした。小学校の図工の教科書に、「空想の絵をかこう」

という単元があって、参考図版のひとつがマグリット。「ピレネーの城」から広がるイメージをマンガにした作家もいますね。藤子不二雄Aさんです。



{E5804A2B-E7D0-4D51-B76C-A921170F2891:01}


図録の袋に3/22の読売新聞が入っていまして、マグリット展開幕の記事がありました。
藤子不二雄Aさんの「マグリットの石」についてもとりあげています。

シュールレアリスムの絵はずっとすきで、画集も読んだり、美術展も出かけたりしていたのですが、

まだまだ、全然マグリットを知らなかったと思い知らされました。



{C356D99E-CA86-4FC9-9490-01AC4DF0885B:01}

ルネ・マグリット(1898~1967)の国内外の美術館が誇り、コレクターが秘蔵する131点は、初期から亡くなる直前に木炭で下書きをしていた絵まで、

マグリットの全貌を静かに深く伝えてくれるようです。

また、参考資料として絵の元になった写真や友人や家族との写真、展覧会カタログ、書籍なども55点ありまして、

マグリット展もいままでに3回くらいは見たと思いますが、あれはなんだったの(笑)。

最初の〈風景〉はもろイタリアの未来派ふうです。


{A93905FB-36A4-4A03-95C9-A22705F5AF1F:01}

そして〈女たち〉はキュビスム風。


{EB110A4C-F388-4804-A887-05C0FBEAD6A3:01}

〈水浴の女〉はとぼけた味わいのモダンガールが当時最先端の流行のスイムウェアに身をつつんでおります。

モード紙のイラストみたい。

{2A03BF88-5B5B-413F-914C-EE4ECD0B1F8D:01}

ほかの美術館や美術展で見た絵や、画集 やほかの画家との関連で引用されたりして、

マグリットの絵のイメージはある程度知っていたつもりだったのに、

こんな激しい赤もあったなんて。


{CC4250BD-7E32-43C7-AA36-C4FB76CD011B:01}

この切り紙モチーフも知らなかったです。

ほかのモチーフもですが、繰り返し出てくるモチーフのひとつです。手塚治虫はキャラクターのスターシステムを採択していたのですが、

マグリットもモチーフのスターシステムをもっていたのではないでしょうか。


葉っぱ、葉脈、樹木、鳩、白い雲の浮かんだ青空、銀色の鈴、額縁、石造りの壁に大きく開けられた窓、窓、卵、鳥籠、パイプ、山高帽、、、、。

そして切り紙もそのひとつであり、繰り返されるモチーフは組み合わせによって新たな作品になる。