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きょう行ってきたのは、

≪第6回 ごひつじ会織展≫
2015年3月5日(木)~7日(土)10:00~18:00
最終日 ~16:00


美術館の解説グループで知り合いの方から、展覧会のポストカードを
いただいていて、ふと気づけばきょうを逃すと行けないじゃないですか。

盛久ギャラリーはいつも車ですーっと通り過ぎていて、いつか入ってみたいと思っていたのですが。

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こちらの大看板はもともと老舗旅館だった盛久に棟方志功が逗留した際に、
墨書したものだそうです。


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私は織、というと裂き織のような、もっと幅の広い布をつかったものを
イメージしていたので、会場のなかの作品がどれもひとの手によって
織られたものだと知ったら、その作品の時間をたどりたくなりました。


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あー、春らしいすがすがしいブルーだなあ、と思ったのですが、
こちらでは、染から織までやっているそうで、

市松模様の青と白のあわいの筆で刷いたような模様を
考えて染めたのだけれど、

と、織ったご本人にお話をしてもらう。


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ちなみに近づいて撮るとこんなんです。

糸なんです。細い細い糸を3本縒って染めている。

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すべての作品ではないですが、

草木染の糸をつかった作品も多かったです。
その色が化学染料ではでないような、渋い甘みのある色合いで。

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うすいの。

手が透けてみえます。

実際はもっと赤みの紫ですが、iPhoneで撮ると青がつよめにでるんですよね。


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これで自分のデザインした服をつくったら、それはターシャ・テューダー…。


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ワッフル織の肩掛けの発色がすてきだった。
春のデイジーのピンクみたい。

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糸と作品を展示しているミニテーブル。


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羊の毛を紡ぐ道具もありました。

羊の毛はニュージーランドなど、海外から輸入する業者があって、
そこから取り寄せているそう。


ごひつじ会はもともと岩手日報のカルチャー教室で織りを習っていた
第一期生のひとたちがはじめたもので、

ごひつじ会結成15年になるそうです。

子羊、と最初思いましたが、
5人ではじめたからごひつじ会でした。

織をはじめて20年、というお話を伺って、
私には20年も続けているものってあるかなーと思ったけれど、
当然ないです(笑)。

だいたいが3年つづくと奇跡だ!と自分でびっくりしているくらいで。

伺っていていいなあ、ロマンがあるなあと思ったのは、
ニュージーランドなどからやってきた羊の毛を洗って、
紡いで染めて、織っていくということですね。

羊の毛というとむくむくして暖かそうなイメージしかないですが、羊も生き物だから、
ウンチとか泥とか、そんなものも洗って落とす。

そこにロマンを感じたんですよね。

ひとつの素材と深く徹底的に付き合うことに。