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息子の小学校では、卒業生が「大切にしたい言葉」と自画像を
セットにして制作します。

毎年そうなのか今年はそうだったのか、わからないけれど、

卒業制作に自画像って、


東京美術学校みたい!と思う。なお東京藝術大学美術学部の今に至るまで、
卒業制作は自由課題と自画像らしいです。ってそんなところで喜んでどうする。

バックの赤はもっと鮮紅色みたいな赤で、ほかの子はたいてい緑なので、
そのバックが異常に目立っていた。

自画像と書はあしたの感謝の会会場である体育館に展示されていたんですよ。

私は絵の上手下手より、このバックに赤を選んだところにセンスを感じて、
よかったな、あれ!とほめたら。


ほんとうは白を重ねようかと思った。

というので、ピンクにしたかったのか?と思いきや。


霜降り肉にしたかった。


…訊くんじゃなかった。肉か!肉なのか!

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「大切にしたい言葉」とその理由が添えられています。

息子の大切にしたい言葉は「幸運」。



「この小学校に入学できたのが『幸運』だったから、この言葉を
えらびました。自分のペースでかつどうしたり、べんきょうすることで、

ぼくはたのしく生活できました。これからも自分に『幸運』があることを
ねがっています。」


あしたの準備作業中、担任の先生にお聞きしたら、
当初の作文では○○小学校本来の(学区の小学校)に
入っていたらきっとイジメられて~という不穏なものだったので、
そこは添削してこうなったもよう。

息子の不幸妄想は物凄いものがあるので、適切な指導が欠かせないのであります。

最初は、

「肉」

だったんだよね。

だから絵の背景が、

あれは肉だよ、というのを聞いて、やっぱりこいつは肉なのか、とがっかりしたんですが、


いくらなんでも卒業の記念に書いた書が「肉」じゃな。

先生にそれはおかしい、考え直しなさい、と言われて泣くほど残念だったようだ。
私は卒業の言葉で「肉」を考え付く息子で泣くほど残念である(笑)。

その翌日、今度は「幸運」という言葉を選んで、その理由もしっかり書いたもよう。

そして、この書は卒業生を送る会で校長先生に褒められ、
私は副校長先生からそれをお聞きしたのでした。

息子はなーんにも言わないんだもん!


「肉」と書こうとする息子も、自分の「幸運」に感謝する息子も、どちらも息子らしいなあと思う。

ふざけたり、人を笑わせたりしたい、という強烈な欲望と、
いろんなことに謙虚に感謝するところ。

この先も彼の身に「幸運」が降り注ぐことを私も祈りたい。