ハイレッド・センターについては、《瀧口修造展》(萬鉄五郎記念美術館)で知ったんだったと思う。
中西夏之については前から名前は知っていて、赤瀬川原平さんはエッセイにファンだったんだけど、
高松次郎については白紙のままここにきたので、
へぇー、こういう方向性のひとだったんだーと新たに知ることばかりでした。
すぐに、わあ!面白い!という感じじゃなくて、(赤瀬川さんと中西夏之はすぐにイイね!だったんだけど)、
ゆっくり脳みそをマッサージされている感じ。
最後に高松次郎が最後まで使っていたアトリエと同じ面積のフロアが用意されていて、そこから高松次郎の作品を俯瞰できるようになっていました。
その展示構成に愛を感じたなあ。
担当学芸員の方がどれだけ作家や作品を愛しているかは、全然わからんちんの私にも伝わってくる気がします。
高松次郎の作品はルネ・マグリットや福田繁雄や、初期がそうなのですがルドンやキリコなどを連想させます。
おもしろかった!
じわじわ効いてくる、温泉のような感じです。