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千葉市美術館で開催された、「赤瀬川原平の芸術言論 」(2014/10/28~12/23)

この新聞のことはTwitterで話題になっていたので、ほしかったなあと
思っていたら、美術館のギャラリーショップで売られていてうれしかった。

というわりにしまい込んでいて、このたびの紙類整理で発掘されたわけですが。


赤瀬川原平さんについて私は最初、読んでいていい気持ちになれるエッセイを書く人、
という認識で、その少し後に、山下裕二さんとの日本美術応援団の活動を知って、
だいぶ感化されています。

芸術家としての赤瀬川さんの活動について興味をもったのは、2年くらい前からで、全部遅い(笑)。

去年の1月11日に、「なぜ、いま「つげ義春」なのか 」講師:山下裕二 青山ブックセンター
を聴きに行って、

その時に赤瀬川さんと親しくなったきっかけがつげ義春だった、という話があったこと思い出される。


さて、新聞の記事は、千葉市美術館のトークショー(藤森照信・秋山祐徳太子・松田哲夫)なのですが、

あの有名な「ニラハウス」についての藤森さんのお話が印象的です。


もともと赤瀬川原平さんのお兄さんと建築家・磯崎新さんが同級生で小学5年生から赤瀬川さんとも交流があったことから、


「なぜ磯崎新さんにお願いしないんですか」と聞いて、家が出来上がった後磯崎新さんに会って話したら、
やっぱり自分がやると思っていた、という言葉がかえってきてそこがおかしい(笑)。

磯崎新さんのつくったミュージアムとニラハウスの脱力があまりにも対照的過ぎて。

「ニラハウス」ができるまでの顛末は、赤瀬川さんの「吾輩は施主である」に詳しいのですが、

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ちょこんとのっかっているのは茶室です。

藤森さんの設計は茶室と切っても切れないもよう。

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そして藤森さんが設計する一般住宅には、

草が生えている。

のがデフォルトなのか。


もし私が施主だったら、屋根になにを植えようかなあ。

平屋なのでちょこんと茶室を増設して、そこから屋根にあるいていって、
月見なんかができるようにしたい…。

ああまた脱線しましたね。