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天才陶工仁阿弥道八 のびのびと、まじめに。

サントリー美術館

会場
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

2014年12月20日(土)~2015年3月1日(日)
※ 作品保護のため、会期中展示替をおこないます。

開館時間
10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)

※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休

これ、息子のセレクトなんです。

三井記念美術館の通路に貼ってあるポスターに目を留め、これが見たい、と。

「進撃の巨人展」ならわかるけど、ええ?全部が全部、寿老人みたいなおとぼけ爺さんの陶器じゃないかもよ、

と思ったけど、息子から見たいというのはあまりないので、この際行くか!と。


その時点で太田記念美術館と東京都庭園美術館は消えました。てかもともとが無理すぎたのでいいんです。


ということできょうは、


朝ー上野ーとーはく(「みちのくの仏像」「3.11大津波と文化財の再生」)東京都美術館(「新印象派」)、

府中市美術館「小山田二郎」

サントリー美術館「天才陶工 仁阿弥道八」

のコースで決まり!

と浅草のホテルを後にしたわけですが、

「富士そば」でつまづく。

でも上野まではすぐだし、とーはくも混んでいなかったので、次行ってみよう、となったのですが、

「新印象派」は土曜日に始まったばかりだし、まだいいか、

ということで府中市美術館へ。ここで息子が秋葉原を密かに希望していたので、ケータイの充電器を買って、ヨドバシカメラに行くならそこの充電コーナーでバッチリ充電させてもらって、SoftBankカフェ(なんか自販機とテーブルと充電できるコンセントがあるコーナー)でプラモを作りながら待っていなさい、

ということに。

府中までは乗り換えが3回あって、疲れたのでカフェに寄る。ここで電話連絡をしたりして、ロス…じゃないよなあ、連絡したっわけだし。


で、美術館について1時間ほど見て秋葉原まで戻って、サントリー美術館をゆっくり見て、東京駅ではゆっくりしよう。


とか思ってたのにさ!


「生誕100年小山田二郎展」は思ったより点数が多い上に、すきなタイプの絵だったのでゆっくり丁寧に見て回り、常設の牛島憲之まで見たのち、館内アナウンスに絆されて、

企画展関連イベントの「二郎さんってどんな人?小堀令子さんに聞く」に出ることにしてしまう。

ギリギリに決めた割には運よく、席につけたし(定員60名に対してかなりの人数オーバーだったみたいで、椅子が足りなくなり、でもお客様に応えたいということでなんとか椅子を出せるだけ出したみたい)、

小堀令子さんのお顔は見える真ん中の席だったし(ギリギリに決めたので後ろの方ではあったのですが)、

小堀令さん自身が画家でもあるせいか、小山田二郎についての見方が一通りではなくて、すごくおもしろかった。

のはいいが、

14:00~15:00までだったので、予定より遅くなったなあ。と思うならお話が終わってすぐに帰ればいいのですが、

令子さんが蔵しておられる小山田二郎のペン画を数葉みせていただく、というのがあって、希望の方は残ってください、と言われたらやはり残りますよね。

最後でいいや、と思ってこの間に図録を買いに走り、

ラッキーなことに松本竣介の見たことのない少女像と黒田清輝先生の人物画、野田英夫のポストカードを発見。ホクホクする。野田英夫のモンタージュの技法に松本竣介は影響を受けたカモしれない、という説があり、この際資料としてファイルしておきたいのだ。これだから常設のポストカードは侮れん。

そうこうしてまた会場にもどり、いちばん最後について、

前の方にいて、聴講したひとたちとお話をしたりしていた小堀令子さんともお話できてうれしかった。

よし!

府中市美術館完全燃焼!
もはや思い残すことはない!

とここから全力疾走ですよ。

府中駅についたらギリギリのタイミングで新宿行きの特快が出ていて、新宿から秋葉原の乗り換えも成功!

秋葉原についたら息子がヨドバシカメラの前で待っていたので、

ふたりでここからは総力戦だ!の心でサントリー美術館へ。

(ギリギリになったらいやだからサントリー美術館はやめよう、という発想は微塵もない。また小堀令子さんのお話を伺えてほんとうによかった、とは思うが、せめてそこでもう少し早く出れば、とも思わない。すべてよかったことばかりだ)


ここで息子の空間認識能力のおかげでロスなしで美術館に着きまして、

思っていたのとは違いましたが、息子が意外な感想をくれたので、行ってよかった。

で、ここでiPhoneで路線を確認したところ、乗り換えに失敗しないとしても余裕は8分しかないようだった。

万が一ダイヤの遅れなどがあったらアウトじゃん。

と思ったんですが、18:20発の、7分くらい前にはホームにいて、

おかげでお弁当とお茶を買う余裕もできたのだった。


きのうもですが、私ってけっこうなりゆきでやっているわりには運がいいというか、タイミングがいいんじゃないかなあ。

小堀令子さんのお話があることは知っていたんだけど、とてもそんな時間は取れないだろう、と諦めていたのよね。

でも、小山田二郎の絵をみたら、二郎の後半生を繭に籠るようにして共にくらした令子さんの言葉を聞きたくなったんでした。

んー、

きょうもいい一日だったなあ。

ってあしたはまた学校じゃ!