関連して思い出すのは山寺 後藤美術館のエミール・ガレを中心としたアールヌーボーコレクションとバルビゾン派などのフランス絵画ですね。
絵画のみならず、インテリアまでその時代の空気を醸すような美術館っていいなあと思います。
山寺後藤美術館でも、
志村うしろ!じゃないけど、ランプのコレクションに夢中になっていたら、じつは天井から吊り下げられた照明灯具もコレクションだったりして、おかげでヤマザキマザック美術館では天井もちゃんと見上げて漏らさず見ることができましたよ。
あー、山寺後藤美術館にもまた行きたくなってきたなあ。
この椅子も素敵すぎる。
こんな優美で官能的といってもいい家具調度類と羊飼いプロジェクトのコラボレーション。
ヤマザキマザック美術館っておもしろい!
18~20世紀のフランス美術の収集だけではなく、現代作家の紹介にも力を入れているのなら、
大原美術館も重ね合わせてしまいます。
壁紙は時代によって変えてあるのですが、赤に金色がなんといってもゴージャスで、フランス!ロココ!と感じる。
アンリ ファンタン=ラ・トゥールの「子供の顔」。
ファンタン=ラ・トゥールはイタリア・ヴェネツィア派の画家たちから大きな影響を受け、ルーブル美術館で模写を行ったそうで、
こちらはヴェネローゼの「エマオの晩餐」の一部の模写だそうです。アンリ ファンタン=ラ・トゥールとジョルジュ=ラ・トゥールをよく混同してしまっていた私ですが、
アンリ ファンタン=ラ・トゥールは印象派の画家たちとも交流があり、静物画や肖像画をよく描いたイメージです。
ルノワールの彫刻作品はめずらしいかも。
あれっ?ルノワールって彫刻もよくしていたのかしら?と思いましたが、
解説によりますと、
「母の愛あるいは息子のピエールに乳を与えるルノワール夫人」というこのテラコッタの彫刻は、彫刻家リチャード・ギノ(1890-1973)の協力により、ルノワール自身の手で仕上げられたたった1体しか制作されていないオリジナル彫刻作品です。1915年、ルノワールの最愛の妻アリーヌがこの世を去り、その死を嘆き悲しんだルノワールは、妻の思い出をしのぶためにこの作品を制作しました。」
ルノワールはリウマチで彫刻が思うようにできなかったので、画商がリチャード・ギノを紹介したそうです。
薔薇色の石?と思いましたが、テラコッタなのですね。
この作品の前に絵画作品があり、石膏像もあるそうです。
うれしい。
そしてオーギュスト・ロダン「永遠の偶像」