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わらび劇場のお土産に買ったのは、「げんない」にも登場する、

秋田蘭画の小田野直武にちなむ、「秋田蘭画」のもろこし。

諸越画集 秋田蘭画( 旭南高砂堂)

でも、秋田蘭画はてっきりパッケージだけだと思っていたのですよ。


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中に、小田野直武と佐竹藩藩主佐竹曙山による蘭画の解説が…

と思っていたら、


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(個装包装なのですが、ひとつ開けたら蘭画だったので、全部あけて
撮ったです)

うーん、すばらしすぎる秋田蘭画もろこし…。


秋田蘭画について興味をもつようになったのはここ2,3年のことで、
秋田県立近代美術館や秋田市立千秋美術館の常設にポツポツあるなあ、
と思っているうちに、

男鹿水族館GAOのコーナーごとのタイトル札(というのでしょうか)が、
蘭画風のイラスト(描いているのは現代の作家です)になっていたりして、

だんだん惹かれていったのですが、

「げんない」の舞台を見て、秋田蘭画諸越…なかなかないお土産だと思われます。



ひつじさん着ぐるみの役者さんがつまみ食いしているラブリーな
画像がありました。平賀源内、故郷の産業のために羊を輸入してマフラーを
製造販売~と思いついたのですが、そのマフラーがめちゃくちゃ高い原価に
ついたんですよね(笑)。

ひつじがほんとうに可愛かったなあ…やることなすこと大成功、ってわけじゃなかったけれど、
いろんなことの種まきをして、時代に早すぎたという点で宮沢賢治にも通じているかな?

当時としては相当珍しかったと思われる、チューリップの球根が春に花を咲かせる場面があるのですが、
日本ではじめてのチューリップの栽培が新潟市ではじまったのは、大正時代だそうです。

宮澤賢治も花巻でチューリップの球根を取り寄せて栽培していたもよう。

「チューリップの幻術」、チューリップが当たり前に春の庭先に植えられている時代と、
チューリップそのものが珍しかった時代ではだいぶ印象が変わるのでしょうか。