【夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ】Bunkamuraザ・ミュージアム 2014年10月18日~12月14日

エコール・ド・パリの画家たちの作品も、うれしくなるような作品ばかりでしたが、

なかでも!!


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藤田嗣治 《人魚》1940年

これ、見たかったんですよー。




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≪大山椒魚≫ 会田誠

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≪妖魚≫ 鏑木清方

どうしても人魚といえばこのふたつの絵が浮かんでしまいます。

鏑木清方の≪妖魚≫は6曲1隻の大きな作品ですが、図録にまさか
実物大のものを載せるわけにもいかないでしょうしね。でもこの絵、すごく
すきなので、もっと大きな図版で見たい…実物はそうちょいちょい見るわけにも
いかないしさ。

じつはこの絵が載っている「始まりは国芳展」図録を取りに、寒い廊下を渡って、
座敷の部屋に行ってきました。ああ、凍るかと思ったよ。

でもこの絵を比較参照のために載せてみたかったわけです。

あー、この三作品、一堂に会して見たい。
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こちらも藤田嗣治の絵。乳白色の下地じゃない絵も珍しいですが、
こちらは沖縄を旅した時のものだそうです。

藤田嗣治は国内も海外も、ねっからの旅ずきだ。


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藤田嗣治の自画像は何点も見てきましたが、
この耳の大きい、えへん!とでも言っているような、
好奇心のつよそうな、チャーミングな猫は藤田の分身のようだ。
いつも自画像の傍らにトラ猫。



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「地を泳ぐ」 藤田嗣治


藤田嗣治が若くて貧しかったころ、自分で散髪をしているうちに

トレードマークのおかっぱが誕生したと。


そのころの志を忘れないようにずっとおかっぱで通したということもあるし、


藤田はたいへんな個性ずきなのだった。。


絵でもおしゃれでも人真似をする人の気が知れないのだった。


書かれたのはもう半世紀以上前の文章なのに、いまでも通じる

ことばかりで、文章が古くないのに驚く。