合同学習発表会、お昼休憩前の大量サンタクロース大登場の巻。
毎年同じ光景のはずなんですが、
サンタクロースが如実に増えている気が。
サンタクロースの正体は校長先生。
あ!
盛岡市内に支援学級がふえたからかな?
息子が入学した6年前は支援学級がなかった小学校も今年は参加していたし。
手をつなぐ育成会会長さんからも挨拶があり、スタートは60年前の、
まだ支援学級どころか、障害のある子を学校に入学させることも困難だった時代。
私が子どもの頃の40年前は、
「特殊学級」という名称で、しかしまだ、発達障害については見過ごされていました。
正しい理解と療育、教育を受けられていたら、もっと違っていただろうなあという子どもたちはクラスの中に何人かいたと思います。扱いにくい、問題のある、落ち着きのない、そんな言葉で片付けられるか、始終叱られているか、無視されているか。
市内の支援学級や養護学校に通う子どもたちの織りなすミュージカルや音楽やダンスを楽しみながら、
ここまで来るまでにどれだけ多くのひとの努力があったか、無理解に苦しんだ親や子どもたちがいたか、ふと、考えたりする。
圧巻は中学校合同の宮澤賢治の「世界ぜんたい」。
賢治は世界全体が幸せにならないうちは幸せということはないのだ、と考えていました。
黒のマントで風の又三郎が登場したかと思えば、銀河鉄道になって舞台を疾走します。
風の又三郎の、どうどどどどうどどどうどど、
の歌に合わせて風の又三郎が風の野原を駆けるようです。
復興太鼓で締めくくりでした。
この発表会は年々、エンターティメント性が高くなってきましたが、その一方で伝えたいことが鮮明にもなってきた気がします。
支援学級の子どもたちは学校行事もありますが、市内小中合同運動会などの行事もあり、つい先週あった「お店屋さん」のように支援学級だけの行事もあり、
ほんとうにたくさんの体験をすることができて、ありがたく思っています。