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旧石井県令邸、きょうはじめて行ってきました。

県令邸アノニマス展が11/30まででして、けっこうぎりぎり…。

その情報をもらったのはもっと前だったのですが。



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ツタが青々したころだったらまた違った印象でしょうか。
こちらは裏側からとったものです。

1886年に建てられた盛岡ではいちばん古い本格的な石造りの洋館だそうです。

旧盛岡銀行本店(岩手銀行中ノ橋支店)や、旧第九十銀行本店本館のような、
銀行とちがって、私邸ですからこじんまりとしていますが、


丸窓の上のほうにはステンドグラスが施されていたり、
壁の面積が大きくて、窓が比較的小さくみえるところは
中世の教会みたい。




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看板はあったので、やっているんだ、と安心する。



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アートを見に来たはずだが、建物に気を取られっぱなしの私。

いい、あまりにいい。



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1、2階と屋根裏部屋にも作品が展示しているという説明を受けて、

あとはすきなように回りました。


絵画作品ばかりではなく、むしろ絵画以外の作品が多かったです。

ケイト・トムスンの作品は様々な白い石をつかった抽象彫刻ですが、

その素材がピンクオニックス、バルカンホワイト大理石、ポルトガル大理石、カラーラビアンコ大理石とあって、
石の素材としての魅力を感じました。



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階段の手すりが黒光りして気持ちいい。

窓から差し込んでくる11月の薄い陽もいい。

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唐辛子の作品は、朴・漆。

箸と箸置きも同じ作者の作品です。


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ここの部屋の展示がすてきだった…。

腰板と漆喰の小さな部屋で、壁に火箸や灰ならしがかけてあって、
その火箸の持ち手の透かし彫りが繊細で。菊地翔さんの作品でした。

1階にもすこし展示があって、鉄とニッケルを溶かして流し込んだ、漆細工のような木目調のような
不思議な模様のある鋳造作品の馬と小物入れだった。




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マントルピースがあって、広い部屋はなにに使われていたんでしょう。
ダンスもできそうな感じでした。

作品を見るのとおなじくらい、この明治の洋館の雰囲気を味わっていた。

窓の外には工事現場が広がっているんですけどね(笑)。



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妙に胸騒ぎがして、生理的にざわざわする造形。colonyという作品です。


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colonyは2つあって、薪窯焼成と炭化焼成のもの。

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おなじ作者によるsheepは小さめなのと値段も控えめだからか売れ行き良好(笑)。
来年の干支ですし。

でもcolony、いいと思ったです。澤谷由子さんの作品でした。

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岡田卓也さんの細胞みたいなぶつぶつした油彩画。

「ENBIKISEWATA]

ひとつの部屋全部がおなじ作家さんの作品だったり、異なる個性のふたりの
作品がおかれていたり、それもおもしろかったです。