パンフレットから引用しますと、
「鉈屋町が生んだ直木賞作家・森荘已池の作品を演劇あるいは朗読という形を上演し、森氏の文学的偉業を顕彰していく企画です。
もりおあk町家物語館を会場として、毎年開催予定としています。」
ということで、
もりおか町家物語館が会場ですが、その中の「浜藤の酒蔵」が
公演会場になっています。
というのは、
こちらは、
「かつての造り酒屋『岩手川』の建物を再生した新たな観光交流施設
『もりおか町家物語館』。」(「街 もりおか 2014 11月号)
大慈寺築コミュニティー消防センター。
ここも古い建物を生かして、歴史と同時に親しみを感じさせていい
街並みになっているなあ~と思って。
私は木造にこだわって築57年の家をリフォームしたり、
修理したりしながら住んでいるくらいなので、たぶん、古いものに惹かれる
性向なんだろうなあと思う。
ネズミ被害がひどかったころは、もう借金してもいいから、
全部取り壊して新しい家にする!!とまで思ったこともありますが、
(ノイローゼ手前だったかもです)
やっぱり古いものには味があるよー。うちは中途半端な古さだけどね。
舞台の感想はまたべつに書くけれど、
この町家物語館のひとつひとつがおもしろいのよ。。
カフェもあった。
もうクローズだったので通り過ぎようとしたら、
あれ?舞台でなんとも滋味のある和尚さんを演じた役者さんが座ってました。
ちょっとうれしい。
中には貴重な資料の数々と、森荘已池について興味深い、
わかりやすいパネル展示がありまして、
中でも目を引いたのが個人的には、下ノ橋中学校校歌!
森荘已池の直筆の校歌が楽譜とともに展示されていましたよ。
澤田哲郎は今年の夏、サムホールの展示と、シベリア抑留をテーマにした
作品に打たれて、すっかりすきになった画家ですが、
所蔵作品が盛岡市になっているのでなかなか見られないのでした。
県立美術館にも少しはあるけど、んー、いっそ美術館に所管を移すってないかな。
鈴木彦次郎も去年、盛岡ゼミカフェトークではじめて知った作家(という以上に
その存在そのものがおもしろい)。
川端康成と初恋の伊藤初代の仲立ちをしたり、
盛岡にこんなひとがいたの!というスケールの大きい
偉人です~。
そして盛岡文士劇の祖でもあります。
来月は盛岡文士劇がありますが、ここでサテライト的に
文士劇のポスター展とかあったら楽しいんじゃないかなーと
思う私でした。