毎日「マッサン」が見られるようになり、喜んでいる私です。


主題歌の「麦の唄」を聴くと反射的に連想されるのが、



82年発売のアルバム「寒水魚」所収の「家出」




親を捨てて君をとると
あなたは誓うのね
できれば私 あなたを産んだ人と
ケンカしたかった



友達が、中島みゆきの歌ではじめて両想いの歌じゃない、

と当時びっくりしていましたが、両想いと言っていいのかこれ。


どうも若い二人が家族には理解してもらえず、駆け落ちする歌みたいなんですが、

この「私」も「あなた」にどこまで心を預けているのか、って感じがありました。


「麦の唄」は、おなじく、家を出て(家出とはちがいますが)

愛するひとと歩いていこうという、

歌なのですが、こちらはしっかり「あなた」を信頼しているなーと。

(朝ドラの歌なので、やっぱりそこは明るく爽やかです)


なつかしい人々 なつかしい風景
その総てと離れても あなたと歩きたい



「家出」を両想いと言われるくらいみゆきさんのラブソングは片想いや

横恋慕や不倫の匂いがするものが多い。


でもラブソングばっかりうたっているわけでも

ないので、そればっかだとも言えないけど。


「家出」から「麦の唄」までの間にも、これは両想いといっていいのではないか、

と思えたのは、


「糸」(98年)




「結婚」というタイトルの歌はあるけど、内容は全然「結婚」してません(笑)。