きのうは東京国立博物館の東洋館と平成館の常設展示も観てまわったので、
けっこう画像がたまってしまいまして。

その前の近代で撮ったものもありますし。

でも私だけじゃなくて、けっこうみなさん写真を撮っておいででしたよ、とーはくは特に。
一枚一枚、コンプリートを目指している若い小柄な女性がいて、それはいったい…と思ったけど、
本格的なカメラで撮っていたし、リュックに水筒も装備だったし、目的意識が違うんだろうなあ。

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さて、曽我蕭白の「葡萄栗鼠図」であります。

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曽我蕭白の絵はいろんな美術館であれこれ観てきたのですが、

観たことのない1枚というか、この場合1幅があるとつい走り寄りたくなる。

4,5年前までは日本画もそれほどすきじゃなかったし、水墨画は


色がないから。


という幼稚な理由で美術展に出ていてもすーすー素通りしていた
私です。今思えばいろいろもったいないことをしていたんだろうなあ。

でもその時の自分が興味がなかったんだから仕方ない。



私の美術への興味は、

西洋絵画(シュールレアリスムとルネッサンス、フランドル派限定的な☆)
日本画は美人画だけはすきだ。


西洋絵画(上にプラス印象派)

西洋絵画(さらにポスト印象派、ナビ派、キュビスムなどほとんどすべてが
OKになる)


日本絵画も江戸絵画、琳派とか狩野派とか、きれいで可愛くてキンキラキンならなんでもこいになる


若冲アナザーワールド展をきっかけに水墨画も観るようになる


野外彫刻がすきになる


彫刻なら具象も抽象もなんでもこいになる


こんな感じで、すこしずつすきな範囲が広がってきた感じ☆

でもやっぱりシュールレアリスムの絵を高校の図書館にあった、
大きな全集でみて、おもしろい!楽しい!と思ったのがきっかけだったので、

絵にはつねにおもしろさや新しさ、楽しさを求めているところがあります。

曽我蕭白はいつみても新しく、激しく、強烈で、静けさもあれば哄笑を感じるような
ものもあって、すきな画家のひとりです。画家というのか絵師というのか。




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久隅守景の「耕作図屏風」もとーはくの常設で出会いました。

その独特の印象をあたえる名前と、「納涼図屏風」(東京国立博物館所蔵)
ののんびりした空気がすきでした。


狩野派なのに、久隅という苗字だというところもわすれられない理由なのかも。