息子を送ってきて、さて、録画の「マッサン」と「日曜美術館」を見よう、とテレビを点けたら、赤瀬川原平さん死去のニュースが終わるところだった。
あっ。
山下裕二さんの講演を聞いたときに、もしかしたら、と思ったことがあったのですが。
青山ブックセンターでつげ義春についての講演でした。「なぜいまつげ義春なのか」。
つげさんの現在のことなどお話になって、生きてくれているだけでいいんです、とおっしゃたことと、
赤瀬川さんがいま入院中で、というお話をなさったときの感じで、もしかしたら、重いのかもしれない、
と感じられました。
鏑木清方展は見逃してしまったのですが、次回のこちらは行こう、と
思っていた矢先でした。
千葉市美術館の赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで
先日行った、「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」にも赤瀬川さんの作品が
出ていたのでしたが、
山下裕二さんとの共著や、路上観察や、多彩なエッセイなど、楽しませてもらってきました。
偏平足やおねしょで悩んだ子ども時代とか、眼が細いとか、勝手にシンパシーを感じておりました。
あちらでもきっと楽しみをみつけていることと思われます。
ご冥福をお祈りいたします。