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NOTE読書部・副部長からオススメされたチラシミュージアム、


最初は目の毒すぎる~とうれしい悲鳴をあげていましたが、

なにも読み物がないとき、美術展のチラシの海を漂うのが気持ちええだ。3kmくらい泳いだあとの心地よい疲労感というか(笑)。

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きょう行く予定の山種美術館(前期見逃し!)のチラシ。

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こちらはあしたかな。あしたは朝から上野攻めだ!

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きのう読み返した「一夜漬け日本美術」(でもそういうタイトルの本にありがちですが、一夜漬けは無理だと悟らされる。きっかけを与えてくれる本ということです)で、山下裕二さんが、東の大観、西の栖鳳のもちろん栖鳳贔屓ですから、大観については甘くないわけですが、

菱川春草だけはちょっとちがう、とおっしゃっていたので、意味はないが、ホッとする。いまのところ、いいでしょ?とおっしゃるものについてほとんど、いいですな!!と張り切って監修の美術展を見に行っているくらいなのですが、

いつか心変わりするのかなーと思ったりもする。つげ義春についての講演のときがいちばん熱っぽく生々しかった気がする。

マンガを支持する美術家・画家・美術館を私も支持する。



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美術展めぐりをしているうちに、やっぱり美術館自体もすてきだ、と思うようになり、

美術館のデザイナーは誰なんだろうといつも確認するようになった。なんでもネットで調べればわかるかと言えばそうでもなくて、

遠慮したばかりにあとで切歯扼腕することもあったし、受付で聞いてみたら、詳しく説明してくれた上に、よかったらどうぞ、とプリントまでくれることがあったりしたので、

聞いた方がいいと思っているのです。

私みたいに好奇心はあっても気が弱い人間にとってネット検索は大事なお友達ですが、目の前の人に聞くことを負担に思うようになってはおしまいだ。

まあ、10回に2、3回、あなたここの人でしょ!と言いたくなるようなスタッフさんもいるけどさ。そういうこともあっていい。きちんと答えてくれる人の貴重性に気づくからです。

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猪苗代町にできた「はじまりの美術館」。

アールブリュットの美術館で東北にあるし、ということでいつか訪れたいと思っていました。

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野口英世記念館には行ったことがあり、行った人がみんな感激(?)する野口英世人形にやっぱり感激したです。

小沢剛さんの作品は東京都現代美術館の所蔵展で見たり、オオハラコンテンポラリーアート@ムサビで見たりして、

だんだん近づいてきた感じがあるので、長い会期だから行きたいなーと思っております。


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横浜トリエンナーレもナイトミュージアムで贅沢に見ることができたんですが、もう一度行きたい。
この人形展は絶妙にも(?)ヨコトリと次のホイッスラー展の狭間にありまして、

ついでに・どうせなら・まとめて

がすきなズボラな私の行動原則をあざ笑うかのようだ。

効率的・経済的・合理的

と言えないこともないが、根底にあるのはズボラです。時々自分のことながら感動するほどズボラである。


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そしてあれこれ漂っていたら出てきたのが、まず行くことはあり得ない鹿児島のかごしま近代文学館「続 向田邦子の装い」ですよ。

「責任をもって、ひとつを選ぶ」

すごくわかる。

なにを選んでも後悔しない、という気持ちだけはいつもある。

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向田邦子は少女時代を鹿児島で過ごしているので、ここで企画展をやるんだなと思った。文学座の「くにこ」を見るまで、

ずっと東京育ちのキャリアガールのハシリだと思っていました。エッセイも読んでいるんですが、目に入ってこないってあるですね。

しかし、死後出た様々な本により、向田邦子が必ずしも、

ひとつを選ぶ

ことが出来ていたかどうかは疑問で、人生上で迷い逡巡することがあるからこそ、きっぱりと宣言のような言葉を記したのではないか。

まあありますよね。

時間に正確な人は遅刻に対して案外寛容だし、

フルタイム残業つきの仕事でほんとうに日々忙しくはたらいている人はことさらに仕事だ仕事だと言いたてないし、

ほんとうに家事分担をしている人たちはそのことについてアピールしないし、

自分のことを念頭においての考えですが、ひとは本当の自分を隠そうとするあまり、

逆のことを強調するきらいがあるもよう。


自分でも自分のことはわからないから、人と話していてなぜ自分はこのことを強調しているのかな?と気づくと、

隠そうとしている自分

に気づくんですよねー。

てなことを漂いながら考える。


きょうの路線や行程はまだ決まってもいない。漂う時間もあっていいと思っているのでした。