わが家にテレビが来て一週間ほどでしょうか。
ワンセグで見た麦畑と中島みゆきの歌声、エリーに魅せられて「マッサン」見たさに買ったのでした。
「マッサン」しか活用出来ていない…でも「ゲゲゲのげ」も20年前に戯曲を読んでやーっと見られたし。
これでも仄かに楽しんではいるわけよ。
でも、初めてテレビと出会った人々の感激を味わうことはできないんだなあ。
「まんが道」に続く、「愛…しりそめし頃に…」は完結したのですが、道の途中にいてもがいたり、マンガ道を目指す仲間と励んだり遊んだりする、このトキワ荘のものがたりがすきです。
昭和30年、トキワ荘に時代のちょう先端をゆくテレビが来ました!!
トキワ荘グループはみんな遊びがすきで新しいものがすき。遊びと言っても彼らの遊びはみな、仕事に結びついていくので、仕事熱心なあまりの遊び好きなのですが。
藤子不二雄のふたりがテレビを当時の大卒の初任給1万円の3倍の大枚をはたいて買ったのは、
トキワ荘には住んでいないけど、やはり仲間のつのだじろうが秋葉原で格安のテレビを買ったから。
買おうと決断したのはF先生の方でした。
赤塚不二夫も石ノ森章太郎もみんな大集合して、小さな魔法の箱に心を奪われるのでした。
このマンガもテレビが急に欲しくなった背中を押す力になったみたいです。
あー、こんなふうにテレビに夢中になりたい。