シロサイに、「エルマーのぼうけん」の歯磨き粉と歯ブラシで角を
磨くサイを思い出していました。
三沢さんも動物園の動物を観察に行ったり、アフリカに取材に行ったりせず、
イメージのなかの動物を描き、彫っているそうなので、「エルマーのぼうけん」の
どうぶつじまを連想する私は間違ってないな(笑)。
で、前からこのボツボツ模様をみてなにかに似ている~と思っていましたが、
きょうはっきり思い出しました!
アランセーターです!
ガンジーセーターといってもいいのですが、生成りの太い糸で編まれる
アラン島の漁師たちが目印として着るセーター。
ボツボツ模様は、鹿の子編みだったんです!
いや私が鹿の子編みを連想していたということですが。
ああ、ここにガンジーセーターの画像を貼り付けたいくらい。
きょう気づいたのですが、ANIMALSのどうぶつたちは、着色が繊細で
おしゃれで可愛いなあと。特にさし色としてのピンクのバリエーションが
すてきです。
小さないきものほどヴィヴィッドなピンクで、大きな動物の耳のピンクは
サーモンピンクっぽい。
企画展示室の小鳥の嘴の穴にピンクが使われているところが絶妙でした。
コノハズクさんが飛んでいるイメージになるように、
美術館の柱や窓の縦のラインを利用してみましたが、
いかがでしょうか。
ANIMALSの目玉の着色は特にすきでした。
金色や銀色、ピーコックグリーン、ブルー、オレンジ。
その目玉の色をえらぶのは楽しかっただろうなあと。
このウサギさんも後ろにジャガーを控えながら、
堂々とANIMALS展の案内係をつとめておりました。
(受付にいちばんちかいところにいたから)
ちなみに、初期のANIMALSは目玉が小さく、リアル、
最近のANIMALSは目がぱっちり大きく、カラーリングも自在。
という違いがあります。例外もあるみたいですがおおむねそう。
ほんとうに楽しかった。楽しんでいる人たちをみるのがまた楽しかった。
実際の動物園で柵がなかったら大変だが、木彫のどうぶつたちは脱走しないし、
噛み付かないし、おまけに楠のいい香りがした。
木彫のANMALSのつぎは、石彫の舟越保武展。
館長講座で、館長が冗談交じりに美術館では彫刻をやると来館者が減るそうですが、
2展つづけて彫刻で、とおっしゃっていたのでしたが、
彫刻や、2回の常設展特別展では柚木沙弥郎の染織や、萬鉄五郎の木版画特集があって、
絵画だけではない美術作品のおもしろさについて伝えようとしているようにも
感じています。
ではでは♪