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劇団ゼミナール20周年記念のプロデュース公演、
「どんなに用心しても用心しすぎるということはない」
10/8(水)~10/10(金)20:00開演(19:30開場)

キャスト

古屋仁成(土曜夜麻痺)※10/8(水)出演

雪ノ浦光佑(小卒) ※10/9(木)出演

小笠原利弥(劇団SummerSummer)※10/10(金)出演

嵯峨瞳(劇団かっぱ)        

森木都恵(劇団SummerSummer)    

きのうはサトルー古屋仁成、サヤカー嵯峨瞳、サオリー森木都恵 でした。

開演5分前、舞台に登場したのは劇団ゼミナールの斎藤英樹さんと八木絵里さん。

バーの高いスツールに腰をかけて、粋な会話を楽しむふたり…風の口上&開演まえの諸注意であります。


今回はプロデュース公演ということで、おふたりとも出演はせず、


「いまの我々にはこのお芝居はできないということで盛岡の若い人に」と、微笑みながら、


もりげき王陥落(斎藤英樹さんは昨年のもりげき王だったのですが、今回の戦いに敗れ王座を渡したのでした)ネタで笑わせ、和やかに開演まえの挨拶は終わったのでした。



初演13年前はまさにバーで演じられたそうです。

会場のお客さんに初演を見た方は?と質問したら手を挙げられた方がいて、おおーっと。


13年前とは風俗も変わっているので、初演を見た方には、ふたつの舞台がレイヤーとなって立体的に見えるんだろうなあ。どういうふうに見えるのか、その方の目になってみたいです。




シャッター音なしのデジカメで撮影しました。フラッシュ、シャッター音なしなら撮影OKということだったので…。

iPhoneは油断すると謎のお知らせサウンドが入っちゃうので電源から切っておいたです。


お芝居に入る前に、タイトルロール映像がかろやかなジャズとともに流れます。これがカッコイイ。


暗転後、バーにやってきたのはサトル。

20代の設定でしょうか。茶髪にカジュアルなファッションのどこにでもいそうな青年です。



待ち合わせにやってきたのはサヤカ。

紫がかったグレーの透け感のあるプリーツスカートにパープルのタイツ、レーシーなインナーに黒のカーディガンという、抑えた色味のエレガンスなコーディネートです。ちょっと嫌味なくらい(笑)。



三角関係のもうひとりの女は、サヤカとは対照的なサオリ。


まん丸な大きな目にやはり丸っこい体型にキュートな仕草。

コーディネートは…カジュアルというより、なんでもあり(笑)。でもそれが似合う!


サヤカとサオリをうまいこと回しているつもりのサトルでしたが、ついに浮気がバレ、冷や汗ダラダラです。


背中にホッカイロでも貼っているのか!というくらい、冷や汗が滝のように流れるサトル。大丈夫か!



サトルを巡って熾烈な女二人の舌戦。

そこから三人がほんとうはなにを狙っていたのかが明かされ、

騙し合いの果てについに死者が…。

といっても劇団ゼミナールなので、コメディなのですが、

誰が誰を騙しているのか、

誰が共謀しているのか、

場面ごとにほくそ笑み、見つめ合う相手が変わります。


最後の場面は予測できたものではあるのですが、

そのあとも果てしない裏切りあい、騙し合いが繰り返すことが出来そうな気がして、

ふっと遠いところへ連れて行かれたような気がしたのでした。

サトルは日替わりですから、サトルが変わればサヤカとサオリの演技も変わり、

見る側もまた毎日同じコンディションではないし、気持ちも変わるから、

きょう見たらまた違うことを考えるかもしれません。

ではでは☆