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2014-2015にかけて巡回する、

「成田亨 美術/特撮/怪獣」展図録であります。富山県立近代美術館ー福岡市美術館ー青森県立美術館の順番でして、青森県立美術館には来年早々やってくる。


わけですが、図録は一足先に「美少女の美術史」展示中にショップにあったんでした。

わーいわーいわーい、来るのね!

ってうれしかったなあ。富山県立近代美術館だけの展覧会だと思っていたので、んもう、なんで青森でやらないんだろう、成田亨といえば青森だじゃ、と。

ハイウェイをおりてすぐのところから、成田さんデザインのカネゴンがお出迎えだ。

だから青森でもやると知ってうれしかった。関連して思い出したんですが、特撮博物館、巡回展にならなかったなあ。東京都現代美術館の最終日に見に行って、すごくよかった。ヱヴァンゲリヲンは見たことがなかったけれど、会場で初公開の「巨神兵、東京に現る」には痺れた。

特撮!!崩れ落ちるビルがカッコイイ!破壊が快感だ。気持ちいい爆発の絵を見せてくれてありがとう!というか…。お話は何回みてもわからないんだけど。

成田亨の原画の展示もあった。当然青森県立美術館所蔵で、すでにHPで特撮博物館巡回の話題がでていたので、青森県立美術館でやってくれれば高速でちゃっと行けるし、舞台としてもピッタリだ、とか思っていたんですが…。

私は63年生まれですから、まさに特撮の真っ只中のテレビに浸って成長したわけですが、

はじめて怪獣たちの生みの親のひとり、成田亨の原画を見たとき、うつくしい形だな、と思いました。

寺山修司の「大山デブコの犯罪」かなにか、アングラ映画も上映されていたので、常設展示だけの時期だったかも。でも常設が成田亨と寺山修司というだけでおなかいっぱいでした。

それ以降も夏休みのあたりはいつも常設展で成田亨さんをやっていた気がします。気のせい?

その頃はまだ、彫刻ってどこが見どころなのかわからなくて、

絵はすきだけど、彫刻はわからないなーと思っていました。

成田亨の油彩画も展示されていて、元々は彫刻家を志していたということもその特知ったのですが、


彫刻がまだあますきじゃなかったので、成田亨のデザインと彫刻の構造性ってどう結びつくんだろうと思って。

わかるひとにはわかるんだろうなあ、やっぱり彫刻をしていたひとにしかできないデザインだ、なんて。


私は月岡芳年の線と色がすきなんですが、成田さんの怪獣デザインの絵も、

線と色が独特でいいなあ、と思っていました。

それから3、4年が経ちまして、

構造性という意味がほんとうにわかっているかは自分でも疑問ですが、

成田亨デザインの怪獣達はこれは転ばないだろうな、と。


立って歩いたり走ったりできそうな形になっている気がします。それが構造性なのかどうか、わからないんだけどね。

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懐かしいレッド・キング。

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エレキング 。「ケント紙の上に描き上げていった動物的な抽象的なフォルム」。

わざと穴をあけたような茶釜のデザインを思い出す。牛模様じゃなくて、凸凹があるんだな。

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ジャミラ。


陰影の付け方がうつくしい。