弟にメールで実家の解体前に行って来た~と知らせたら、
感謝されたのですが、いや、お父さんの世話をしてくれている
あんたらに比べたら私なんて。
第一目的は自分の本をもってくることだったりする✩
20年ぶりくらいに発掘された(うちの本棚は2重3重にさせるので)
青木光恵さんの可愛い女の子の本がたまらん。
いまのエッセイコミックの流れは20年前にできていたなーって思ったり。
当時は、私も女のくせに女の子がすきなので、おお、ここにも同士が!と
思っていただけだったんですが、
いまの目で青木さんの絵をみると、うまいなあって思うんですよ。
ご本人がおっしゃっているように男の子はあまり興味がないのが
露骨に反映されて、おなじひとが描いたとは思えないくらいですが、
女の子はほんとうに可愛い。うまい。体の微妙な曲線をうまく捉えているし、
短大でそういう勉強をなさったのかなーと思うんだけど、
厚みのある体を表現するのがうまいというか…。私はりえちゃんより後藤久美子の
方がすきだったんだけど、いまは当時の宮沢りえはほんとうにすばらしい被写体だったと思う。
こちらはエッセイっぽい内容で、女の子や女の人のうつくしさや体に
ついてだけ語っていないのですが、
脚の線の捉え方がすごいなあと。足首は細ければいいってものじゃなくて、
バランスがあると思う、という言葉もどこかに書いていらした。
この頃22,3~25歳くらいだったと思うんだけど、
いまの私がやっとわかった、ということを若いうちから知っていたんだなあと。
「小梅ちゃんが行く!」は青木さんにどこか似た小梅ちゃんが
出てくる4コママンガですが、
小梅ちゃんがデザイナーとして売れてきたけれど、会社員の人生の
先に限界を見て、東京に出るところで物語は終わっています。
益田ミリさんとかたかぎなおこさんとか、すきなエッセイコミックの
作家の方々もやはり東京に出てイラストレーターになろう、という
二十代があって、重なるものを感じます。
小梅ちゃんのお母さんが再婚して、義理のお姉さんふたりが
アニメ関係の同人活動をやっているんですが、
エルザートもその声優を林原めぐみにやらせる、というセリフも、
全然意味がわからなかったよ当時は(笑)。エヴァンゲリヲンだったんだなあ。
青木光恵さんの最近のエッセイコミックも買ってよんだりしているのですが、
昔の女の子の絵も、おっしゃっていることも、
全然ブレてないし、昔の絵もいまの絵も、可愛い。
女で女の子がすきとか、アイドルがすき、というひとは当時、
短大時代からの友達の他には青木さんしか知らなかったので、
(まついなつきさんもすきだけど、まついさんは男の人もふつうにすきなので)
そう、早紀ちゃんいいよね!とか思ってました(笑)。
小梅ちゃんの名言、みんな1000冊くらいのマンガ、どこにしまってはるんやろ?
が思い出される。ほんまにどこにしまってはるんやろ?
私はこれからしまうところを考えなければならないんですが…。