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では、きょう行ってきた「猫まみれ展」の感想なのです。

首都圏に住んでいるひとはいいなー、美術館までの交通費がかからなくて、
その気になれば毎日仕事帰りに見ることもできるんじゃない?

などと思ってしまうのですが、


ドライブを楽しみながら美術館に行けるというのも、贅沢かもなあと
きょうは思いました。開催期間が秋の始まりから晩秋にかけてですから、

紅葉狩りをしつつ、途中の錦秋湖SAでは栗拾いなんかもしちゃって、
秋を満喫、したところで美術館というのもいいじゃないですか。

どうだ!都会に住んでいるひとにこれができる?美術展のついでに
栗拾いに温泉(途中に温泉地がある)に紅葉狩りよ?



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絵画作品が圧倒的に多かったのですが、彫刻作品が気になり、
ますは立体作品から。

西誠人 「伸太郎」

猫のストレッチですよ。気持ちよさそう。うれしそう。
毛すじを彫りで表現してあって、なでてみたらどんな感触なんだろう、

と思ってしまう。やはり人気を集めているようでした。

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そして、レオナール・フジタの絵が展示されている一角に、
この籔内佐斗司さんの「猫も歩けば」が歩いている(笑)。

唯一、床置きの作品でして、こちらもしゃがんで顔をみたりして。

図録では戸外で撮影したものらしいですが、
秋田県立近代美術館には、

「犬も歩けば IN AKITA」があるので、

この「猫も歩けば」と対で楽しめるというものです。



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美術館前の彫刻広場を闊歩している、
「犬も歩けば」。1ダースのワンコがおっぽを巻き上げて歩いておられる。

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この寄り目気味の目がたまらん。


「猫も歩けば」の正面の写真は図録にないのですが、こんな感じ…ちがうけど。


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こちらはガラスケースのなかに軸物の作品と一緒に展示されていまして。
「寧子」

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「尻上がり寧子」

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図録には小川芋銭の「猫」もありましたが、こちらでは展示されていなかったなあ。
でも川合玉堂の「猫児」が可愛らしく、川合玉堂も最近興味のある
画家のひとりなので、

またひとつ見ることができてよかったです。



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そして、猪熊弦一郎の「少年と猫」

ルオー的というより、若冲の象さん的というか…見られてうれしい。


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この猫!

こないだまで大原美術館展で草間彌生さんの初期の網目作品が来ていたのですが、
それを思い出しました…。網目猫だ!

大塚茂吉「猫」 網目というのかコロイドというのか…フォルムはエジプトの猫みたいで
高貴な雰囲気。

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そしてこちらは、作品名で吹いた!

「抜けない刺の山猫」


…作者の人、絶対、中島みゆきファンだろうと思った。間違いない。




傷つけるための爪だけが 抜けない棘のように光る
天からもらった贈り物が この爪だけなんて この爪だけなんて

ためにならぬあばずれ 危険すぎるやまねこ


(中島みゆき 「やまねこ」 )



しかし、天からもらった贈り物の爪が、ユニコーンの角になってますよ?


ネコーン。。。ちがうか。


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そしてこちらは、三沢厚彦さんの「Head ”猫”」2000年

ライフサイズにはまちがいないけれど、ペインティングも控えめで、
素朴な雰囲気の猫だった。

連想したのは、バルテュスの「ミツ」。


彫り跡が猫と作家の格闘のようにみえる。


ではでは✩