{BE05760B-B327-41AD-B91E-59C847F7484E:01}

今朝の楽しい読書(なのか?)。

わたし的にはみんな繋がってるですよ。

まず、「成田亨作品集」。

夏に富山県立近代美術館からスタートしてた福岡市美術館、最後に青森県立美術館という巡回展の図録ですが、

「美少女の美術史」展で青森県立美術館に行ったらすでに販売中だった(笑)。

富山まではさすがにむりー、と思っていたのでここで会ったが3年目って感じ。

「ウルトラマン」シリーズの世代なので、青森県立美術館で時々成田亨さんのデザインした怪獣やウルトラマンをみて、

絵としてもすごくいいなあ!と思っていたので楽しみ。


で、

やっぱり青森県立美術館でやった、

「あなたの肖像ー工藤哲巳回顧展」

{CBB2A836-5862-4D20-A96E-B2856F889039:01}

{B98DAE92-724B-4F62-A4D0-4269CD1AEF66:01}

「危機の中の芸術家の肖像」


札幌国際芸術祭2014の北海道立近代美術館会場にも工藤哲巳の作品があり、

青森県立美術館に行くまで全然知らなかった作家(画家という範疇には収まらない気が…)でしたが、


札幌でも会うと、もう一度見たくなるわけで。図録には工藤哲巳総目録という作品のカメラロールみたいなページもあり、重くてかさばる図録なんだけど、すごくいいです。

{E0990E40-7284-49D2-90B1-5E629FE819B7:01}

で、藤子不二雄Aの「愛…しりそめし頃に…」と水野英子「トキワ荘日記」。

「愛…しりそめし頃に…」9巻はテラさんが結婚してトキワ荘からマンションに移ったエピソードからはじまり、

昭和34年秋に、マガジンとサンデー両雑誌から新連載を頼まれ、タッチの差でマガジンを断り、「海の王子」を始めるところまで。

水野英子がトキワ荘にいたのは、昭和33年春から秋にかけてなのですが、

ここには出てこない。

じつは「トキワ荘日記」によれば、男の子だけのトキワ荘ではなく、赤塚不二夫のお母さんが石森章太郎、赤塚不二夫、水野英子のごはんを作ってくれていたし、

石森章太郎さんのお姉さんも東京で治療を受けつつそばにいたし、

大人びたお兄様に見えて声がかけづらかったという藤子不二雄のふたりにもお母さんたちがそれぞれいたし、

ということで、女っ気がないトキワ荘ではないんでした(笑)。水野英子のジーパンでやってきて、しかも絵がめっぽううまく、カウボーイの荒馬ならしの絵をさっと描きあげて、こういうのがやりたいのよ、
と言ったエピソードはたぶん、藤子不二雄Aさんの違う本で読んだことがあるから、

水野英子さんのトキワ荘入りは、マンガとしてまとめるために省いたエピソードなのかも。

{299FD26E-1BA4-4E38-989B-145B799C492D:01}

藤田嗣治と靉光のみょーんと細長い人体。

似てるなーと思って並べたんだけど、

どうなのか。


なーーんて、図録とマンガに読みふけっておりました。

片づいたところに本を引け散らかして読むのはすごく楽しい。


さて、片づけて出かけるかあ!

あー、腹のそこから本棚ほしーーっ!
父をおだてでも壁一面に本棚、作ってもらうんだったなー。


実家の本も取りに行かなきゃならないけど、置くところなんかとうに失っているぞ。