川崎市市民ミュージアムのこのつくりも外から見ると、なんでこうしたの?と思うのですが、中に入ると広々して、広場みたい。
発想のもとが知りたいです。
ショップのベテランのお姉さんも感じのいいひとだった。
美術館とか博物館とか市役所でもデパートでも、自分のいる場所がすきで、誇りをもって仕事をしているひとと話すのは楽しい。
逆だと、その場所まで色褪せてしまう。
横尾忠則をすきになったのは、岩手県立美術館であった美術展から、というより、
その関連イベントでおいでになって、話されたことや、その話し方や言葉の選び方にすごく共感したからで。
私もいい年をして好き嫌いがじつは激しく、心に引っかかるイヤなコトバが多い人間でして。横尾さんは流暢に話すのとは逆なんですが、その一言一言がいいんです。
先にコトバをすきになってしまったので、文庫本で横尾忠則の考え方のようなものを読むのがすきです。
もちろん絵もポスターの仕事もおもしろいんだけど、文章もいい。まだ読んでいなかった「今、生きる秘訣」(宇宙瞑想改題)を手にとって、
岡本太郎と手塚治虫との対談が目に入ったので買いました。
ここにあるだけで最後…と、水野先生がこちらにいらしておっしゃったそうです。もともと買うつもりでレジに出したらそのお話を伺ったんですよ。
そちらも読みたいのですが、まずは美術展をきっかけに一冊ずつ。
じつはわたなべまさこの「ガラスの城」も、一条ゆかりの「砂の城」も、いやほかにも読んでいないマンガの傑作ってけっこうあります。
ずっといろんなことを老後の楽しみにしていたんですが、
50歳になってから、
あー、もう老後でいいかな、と思っているので、老後の楽しみをいろいろやろうと思っている私です。
ビバ老後!
(こういうところが横尾忠則さんがいい!になった理由かも)