4度目の「大原美術館展」を見てきました~。
いままででいちばん時間をかけて見たのではないかと思われ。

てか1時間半かけてまだ見終わっていない。いちばんすきな4章を残しておいて、休憩中。

まだ北海道マラソンの後遺症はあり、腰がギシギシする(笑)。

7月19日にはじまった本展ですが、特別イベントの大原美術館館長・理事長の講演、学芸課長によるスペシャルギャラリートークに通って、そうなると絵を見る時間そのものは長くないのよ(笑)。

講演会を聴くなら、最前列じゃなきゃ意味がないという、それ自体が意味のないこだわりによって、

開場1時間前からそわそわして、おかげで最前列の席をゲット…やっぱり前の方で聴くと講演なさる方の表情も声もよく届くので、染み込み方がちがうんです。私はふつうのひとより鈍いので、染み込みやすさ重視なのだ。

7月に見たときより格段に絵の見る力が向上した!と自分でもわかった。

昔の上司に1年で20cm伸びたひとがいて、朝礼などで整列したときに、前日までと目線が違っていることに気づいたそうです。日々並び替え。そんなに急激に伸びたこともないし、これからは縮むだけの私には一生できない経験で羨ましい。148cmから一年で168cmになったら、世界はどんなだろう?

ってくらい、

目が変わってました。

この夏、そんなに多くの美術展は見なかったんですが、個性的な美術館に多く入り、どちらかというと、コンテンポラリーに分類される作品を多く見た気がします。

そのせいか、

3章のマーク・ロスコやサム・フランシス、猪熊弦一郎、難波田龍起、の前での滞在時間が長かった(笑)。

また、キュビスム、フォービズムに興味が出てきたので、その辺の画家の絵でも滞在時間が長かった。

大塚国際美術館でみた陶板絵画の数々が、頭の中でフラッシュする、ムンクとかモネとかセガンティーニ。


セガンティーニの絵は、この大原美術館展ではじめて強く印象付けられたのですが、

そうなると他の美術館に行っても、あ、これはもしや!と気づくもので、

国立西洋美術館でも大塚国際美術館でも、セガンティーニの絵の数々に会ってきました。


そういうことがあって再会すると、またじっくり眺めてしまうわけです。

だんだん、絵の世界に知り合いがふえて、パーティ会場滞在する時間がふえたようなものです。

前は知り合いが少なかったので、何人かに挨拶してでは拙はこれにて、だったのですが、

いまは次から次へと知り合いがやってきて、足止めされる感じだ。


よし、回復したのでもう一回行ってきます!