なぜ完走できなかったのか。
ここは20km地点の給食コーナー。
ここまで余裕がなくて、写真は一枚も撮ってないです。
10km 関門 10:30 目標 10:10 実際 10:10
20km 関門 11:36 目標 11:16 実際 11:20
ここまでは関門を余裕を持って越えていたのですが、
20kmをすぎたころから足が固くなり、2月から持ち越している臀部~腰の痛みが鈍く活動しはじめた感じ…。足の中指が痛かったのは、あまり感じなくなりましたが、
さっきホテルで着替えた時に見たら、白くなっていました。剥れるんだねー。まあいいそれは。
20kmからあとは、いままでのフルの35km以降の感じ。
最後のフルが下関海響マラソンなんですが、あの時はなにがよかったのか、
フルを走り終わった後なのにふつーの顔をして帰ってきて可笑しい、
と正司さんに笑われたくらいだったですが、
(ダメージはそれなりにあっても、タイムを縮められたとか、完走できた、というと元気な顔なのだ。フルを完走できないと精神的に疲れと痛みが倍増しちゃうのだ)
足がとにかく重くてスピードを出そうにも出せない。
スイカはおいしかったです。じつは20kmポイントで給水が足りなくなって、スイカで給水!の勢いでむしゃむしゃ。
沿道には正規の給食以外に、塩レモンや、炎症どめスプレーなどを差し出してくれる人たちがいて、
ありがたいなあと思って、自分、頑張れ!と思うんだけどかなり無理(笑)。
このトイレが25kmで、折り返し手前。
25km時点で 12:00。
あと5kmを42分、やれるはずでしょ、と思うけど、相当ズルズルした走り方になっていたみたい。
iPhoneのRunnninngアプリのkmあたりの速度を見る余裕もなかったけど、8分台だったと思う。
27km。
時間は12:20。関門まであと3km。
死ぬ気でやれば3kmくらい、と思うけどその3kmが遠い~。
でついに終末車が、アナウンスを対抗車線で流しはじめる。
握りしめていた綱を離して楽になりたい気持ちと、
いや、まだやれるかも、
という気持ちのせめぎ合い。
そしてついに収容車に追いつかれ、歩道を歩く。
自分だけじゃないけど、べつに自分以外にどんなにリタイアする人がいても、
やっぱり自分のことなんだよなあ。
ここをあるいていた時は、そんなに残念でもなくて、予想していたことのひとつが現実になったな、くらい。
んー、残念な気持ちって現場を離れるほど強くなるもんですね。



