ベネッセアートサイト直島について、あまり予習しないで行ったことの功罪は、
功の方は、宝探しのおもしろさがあったということ、罪の方は、ずいぶん、見逃した作品があったなあ、ということ。
『直島瀬戸内アートの楽園』福武総一郎 安藤忠雄ほか (新潮社 とんぼの本)
このハンドブックを買ったのがベネッセハウスミュージアムのショップにで、というあたりが凄いでしょ。
ふうつ、行く前に買って予習するもんじゃないのか。
でも、予習をしなくてさえ、あれも見てない、これも見てない、という思いはつきまとうので、いっそ、知らなかったんだから仕方ない、と思う方が精神衛生上いいよなあ…なんて。
次のシャトルバスが来るまで15分だというし、あるいても15分だったら、あるいてシャトルバスの乗り換え場所に行っちゃえ、
と、ベネッセハウスミュージアムからてくてくあるいておりて行くと、やや?
カラフルな野外彫刻群があるぞ?
ニキ・ド・サンファルの作品群が待っていました。
《腰掛け》
みんなこの椅子に腰掛けて写真を撮っていました。
こちらも盆栽が。
ニキ美術館にいつか行って見たいのですgか、なかなか。
ただ、こちらにあるニキの作品は楽園にふさわしい、ユーモアと楽観にあふれたもので、
広いパークに置かれたカラフルでエネルギッシュな動物たちは、
箱根彫刻の森で見た、《ミス・ブラック・ウーマン》とおなじカラフルさを持ちながらも、受ける印象はだいぶ違います。
アルカディアの彫刻群を見たら、今度はまた箱根のあの巨大な女性を思い出し、
ニキについてじつは何も知らないのですが、たぶん、1年以内に好きな作家になりそうな予感があります。