豊島横尾館について、まだ書きたりないので、直島の記事も画像もたっぷりあるので、焦ってしまうのですが、
豊島横尾館の解説をしてくれた学芸員の方が感じがよく、
興味深いお話もいっぱい聞かせて下さったので、このお話を忘れないうちに~。
こちらは「望郷の湯」(2004-2008)
母屋の階段をあがって最初に出会う横尾さんの作品です。
(もちろん館内撮影禁止ですから、こちらの絵は受付で買ったハンドブックからです)
横尾さんの春の目覚めがお母さんに連れられて入った女湯だったということで、
横尾さんにとって温泉は性の目覚めの場所として特別な思いのある場所であり、作品に繰り返し出てくるモチーフの一つなのだそうです。
で、上の両腕を大きく広げた女性とその横にちょこんと座っている絵ですが。
じつは元々はこういう構図だったそうです。しかし、あるご婦人が、私もこんなふうに裸で街をあるいてみたいわーと言ったことに厭な気持ちになり、
くだんの女性とそのとなりの小さな人形じみた女性を塗りつぶして消してしまったそうです。
現在、手島横尾館にかけられているのはこちらの絵ですが、なんで元の絵の画像を載せられたかというと、
そちらに「塗りつぶされる前のポストカード」を発見して、おおお、これはこれは、と思って。
ちなみに息子が飲んでいるのはドクターペッパーで、
杏仁豆腐コーラの味がする。そうです。





