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市村正親さんが2009年、舞台で演じた「炎の人」について、
役作りのために模写した「自画像」。


ゴッホの模写をしても、本物の絵は敢えて見ない、ゴッホを
「勉強」してから本物の≪ひまわり≫に会おう。そう思っていたそうです。


舞台「炎の人」制作発表会は≪ひまわり≫を所蔵する損保ジャパン
東郷青児美術館で行われて、

そこで≪ひまわり≫を目にした市村さんは、


これは「ゴッホの遺体」だ。そう直感して、涙が溢れて震えたそうです。


その≪ひまわり≫が、いま、宮城県美術館に

東日本復興支援 特別公開 ゴッホの《ひまわり》展
会 期 2014年7月15日(火曜日)–8月31日(日曜日)
休 館 月曜日(ただし7月21日は開館、7月22日は休館)
フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》 損保ジャパン東郷青児美術館



























で、きています。


損保ジャパン東郷青児美術館蔵のフィンセント・ファン・ゴッホの《ひまわり》と、

宮城県美術館及びカメイ株式会社蔵の「花」をテーマとする作品19点を合わせ、
全20点の展示です。


公開期間は短いですが、「大原美術館展」と「≪ひまわり≫展」、
どちらにも感謝して見たいと思います。


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この「ゴッホを旅する」は萬さんの解説で「タンギー爺さん」の
図版をつかうことがあったり、萬さんの「自画像」のゴッホ風の
タッチの比較に使ったり、愛用の一冊です。

そのゴッホはもともと日本の浮世絵のコレクターで、
「タンギー爺さん」の後に飾られた浮世絵をきのうの「華麗なる
ジャポニスム ボストン美術館展」では実物をみることができたのですが、

浮世絵とポスト印象派の画家やアール・ヌーヴォーなどの工芸品と、
またさらにそこから影響をうけた明治・大正の画家たち、

と思うと興味は尽きません。

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役作りの思い出が残るゴッホの模写。

今回あらためて記事を読み直したら、

原点は、瀧沢修が主演した『オットーと呼ばれる日本人』木下順二作 を
高校時代に見たこと、という発言があって、


その瀧沢修が生涯の当たり役として83歳まで演じていたのが
「炎の人」(三好十郎作)だったと。


前に読んだ時は、ゴッホの模写のところしか頭に入ってこなかったみたいです。

が、少し前に木下順二の『白い夜の宴』の舞台を見て、木下順二の『オットーと呼ばれる
日本人』のポスターも会場ロビーで見ており、

はじめて目に入った(笑)。自分に関係ない情報はすごい勢いでシャットアウトしている
みたいです私。



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また、

前に読んだ時は特に気に留めていなかった、

「タマネギの皿のある静物」

がすごく気になっています。なぜなら萬鉄五郎にも芽を出したタマネギの
絵があるから…。


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もうひとつ、この絵もすごく気になっています。

浮世絵に描かれた水流のような、文様化した水のような背景に
見えるんです。

本って寝かせてからまた読むといろいろ発見があっておもしろい。


やっといろいろなメンテナンスが終わった気がするので、


きょうが返却期限の本とCDを返して、郵便局に不在票の入っていた荷物を
受け取りに行って、息子の受け取りに行ってきます。


ではでは。