こんにちは。
大原美術展の感想ブログを書いているうちに、
「会田誠・小沢剛・山口晃展」のうち、小沢剛さんの作品はまだみたことが
なかったので、検索しているうちに、
「讃岐醤油画資料館」というところに行きついてしまいました。
醤油っていえば、「ハチミツとクローバー」で森田さんが宿の掛け軸を
汚損してしまって、代わりに醤油で龍の絵を描く、というエピソードが
あったけど、
これって小沢剛さんの醤油画からイメージしてか？「ハチクロ」の
１巻か２巻あたりに醤油画が出てきたと思うんだけど、みつからなかったわ（笑）。
で、その讃岐醤油画資料館ですが、
寛政元年創業 鎌田醤油株式会社 がスポンサーなんです…。
絵！ちょっと待って！プレイバック！
鎌田って絶対聞いたことがある…あれ？
「 小沢剛讃岐醤油絵資料館は、四谷シモン人形館と同じく坂出市鎌田醤油株式会社の敷地内にあります。真面目にふざけている小沢剛という作家とその作品に大きな酔狂の意を感じた鎌田社長の出会いが生んだ資料館です。」 （夢巡り読本：中讃エリア
）
おなじ敷地にあるんだ…
が！！
「当館の人形15体が
毎日新聞社主催の 「SIMON DOLL 巡回展」 に貸し出されるため
5月24日（土）から12月6日（土）まで
当館に展示される人形は8体のみになります。
四谷シモン先生たってのご希望なので、協力させていただきました。
どうぞご了解ください。当館は値引き（500円→200円）して開館しておりますが、
上の期間中は下記の巡回展もお訪ねくださいますようお願い致します。
「SIMON DOLL 巡回展」
前期 ： そごう美術館 （横浜） 2014年 5月31日 ～ 7月 6日
後期 ： 西宮市大谷記念美術館 （西宮） 2014年10月11日 ～ 11月30日」
８体なんだ…。いやそれはSIMON DOLL 巡回展に行った時からわかっていたんだけど。
SIMON DOLL 巡回展（そごう）で「未来と過去のイブ」を見たときは、
うれしかった。
１９７３年、初めての個展「未来と過去のイブ」に出品された、
記念すべき作品であるとともに、
シモンの精神的支柱であった澁澤龍彦のオマージュを先に読んでいたから、
あー、やっと見られた、みたいな。
「私は、お行儀のよい芸術という概念から、少しばかり外れたような
邪道の芸術作品が好きだ。なにか胡散くさくて、贋物めいていて、バロック的な
ところのある芸術作品が好きだ。もちろん、これにエロティシズムの要素が加われば、
もう言うことなしである」
「四谷シモンの人形は、古くてしかも新しい、実物の少女よりもエロティックな、
ギリシア以来の人口美女の純血種である。この生まれたばかりの「未来のイブ」は、
いわばブリジッド・バルドーの顔をしたタナグラ人形であろう」
「古拙とモダーンが分かちがたく混淆して、ふしぎなエロティシズムを発散しているのを諸君は見ないだろうか」
（「未来と過去のイブ 四谷シモン個展」）
シモンの人形館と、小沢剛の讃岐醤油画資料館がある讃岐・香川。
山口晃さんの「倉敷金刀比羅圖」、というより「すゞしろ日記」の丸亀城、の
ちょっとしょぼい（関係者の方すみません）資料や鎧などのプチ博物的なものが気になっていたのですが、
四国は建築探偵・藤森さんのおススメのミュージアムが多いうえに、
個人的にすごく行ってみたい小さな美術館も多くて、煩悶させられる。
四国と岩手の面積は同じだ、という俗言（？）がありますが、
ほぼ徳島
分くらい、四国の方が大きいようです。
ちなみに私は今回四国に行ってみよう、と思うまで、
四国は1/4ずつのパーツでできているような錯覚をもっていました。
まさか高知と香川があんなに差があるとは…。
そしてわが岩手県は県別面積では（都道府県では、だと北海道に負けるので）ナンバーワン、
というのは小学校2年から知っていましたが、
面積の小さい県が、
香川
大阪
東京
の順だったとは…。
そしていま、ものは試しで、東京都の面積を調べたら、
青森市+秋田市+盛岡市の北東北3県の県庁所在地の面積合計より
小さかった。
常識なのかもしれませんが、いま知って、のえええええー、と驚いております。
ふはっ！