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さて、高3の教科書も本と一緒にダンボールに入れてきました。
弟は高専時代の教科書やノートをダンボールにつめていたんですが、
その手の箱を5つ、1箱20kgだから100kgだろうと計算して清掃センターへ
持っていきましたよ。
計算通りに100kgだったのもすごいが、本を平気で捨てられるところが
弟と私の違いなのだった。弟もわりあいよく本を読むんだけど、芥川・直木賞受賞作は
必ず読むとか、ベストセラーは必ず追うとか、その主義もまるっきりちがう。
高3の教科書には鷗外の「舞姫」や島尾敏雄や、伊藤整、安部公房や武田泰淳や朔太郎、
谷川俊太郎、鮎川信夫などの詩も載っていました。
錚々たるメンバーですな。
そして詩の章の扉絵に古賀春江の「窓外の化粧」が☆
当時は古賀春江って知らなかったのよ。小学生の息子の図工の教科書には載っているけどね(なんということだ!)。
神奈川県立近代美術館所蔵なんですね。
今朝、「日本の美術館ベスト250」をパラパラやっていたら、
あれ?この絵はきのう国語の教科書でみたような…と。
古賀春江の絵は、東京国立近代美術館の「海」をなにかの図版で見て、
ほんものがいつか見たいなーと思っていました。
(めでたくそれから2年後くらいに見ることができました)
まさか国語の教科書で出会っていたとは…。当時の自分がモノクロの
印刷の「窓外の化粧」をどう思っていたか覚えていませんが…。
レジェの「余暇」もありました。
ほかにも、デュフイとか恩地幸四郎の「萩原朔太郎」とか、
竹内栖鳳とか…。
もし高校の頃にもう少し絵に興味があったら、教科書をもっと
全体に味わえたのでは~と思うのですが。
ちなみに角川書店の教科書なので、発行人は
角川春樹でした。むー、隔世の感がありますなあ。