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iPadよりiPhoneの方が画像がやっぱりきれいな気がする。
とはいえ、ブログにすると同じなのかな。

靉光の「おこぜ」ですよ。

こないだは反射が気になって、あまりよく見てこなかった「おこぜ」を
よーーーーく見るために行ってきました。

きょうは照明が落としてあったみたいで、反射が少なかった。気のせいか?

で、おこぜをクローズアップで!!

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近くで凝視するためにコンタクトは外して行った周到な私です。


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「花・変容」 1941(昭和16年)ごろ。

先日見た時は、秋田蘭画に似た細密な描写と、奥の暗さが
何とも言えないなーと思っていたのですが、

なんと!


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目玉があったのですね。

「花・変容」とは、私は茎の異常なくるりくるりと捻じれたところを
言うのかと思っていたら、目玉があったか。そうか。

《眼のある風景》1938年 東京国立近代美術館

東京国立近代美術館所蔵の「眼のある風景」、この目玉の生々しさは抑えられ、
青黒い花の茎に溶け込んだように見える、目玉。

「眼のある風景」は1938年の作品であり、その前にはライオンの連作が2年あったようです。

ライオンか!
もちろん私が連想するのは竹内栖鳳のライオンですが、ちがうんだろうなあ…。

ライオンから「眼のある風景」そして、宗元画とシュールレアリスムの融合したような
境地へ。

その時期に描かれた作品が、宮城県美術館所蔵の「鳥」であり、
おそらくそれと同時期に描かれたこの「花・変容」なのでしょう。

「おこぜ」は1938-39(昭和13-14)年の制作とされているので、
「眼のある風景」の時代の作品ですね。

図録が届けばその全容がわかる!のでしょうが、

ネットで検索したり、無駄にもらってくる大量の美術展チラシのなかに
靉光の作品をみつけたり、

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チラシの中に松本竣介がいるじゃ!と思ってもらってきたのですが、

裏に靉光さんが!!

靉光は広島出身ですが、

松本竣介と親交があり、さらに妻が岩手県紫町出身のひとで、
東京聾唖学校で教師をしていたということで、岩手ゆかりの画家として
岩手県立美術館のコレクションに入ったのでした。



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東京都現代美術館所蔵の「静物(雉)」1941年。

こないだの読書部で屠殺についても語り合ったのですが、
これ、屠殺された雉ですよね?

雉がぶら下って果物や花と一緒にテーブルにある絵はよく
見るのですが、


基本的にいったいこの雉が何羽いて、どうぶら下っているのかが見えない(笑)。


鳥
































1940年の「鳥」 宮城県美術館所蔵。


穿たれたような眼の雉というより、鷺のような嘴の長い、

いや、その悪魔的な顔から、翼竜を連想するのですが。


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自分のブログからケツァルコアトスの画像を探せなかったので、

タペジャラの仲間のタラソドロメウス。

んーーー、図録が届くのが楽しみだ!