「巨匠に教わる絵画の技法 画家の目と技でつづる美術史」早坂優子 (視覚デザイン研究所) 1998年
萬鉄五郎記念美術館に行ってきたので、絵を表現する言葉をもとめて読書。
図書館から借りてきた「巨匠に教わる絵画の技法」は、
外光派ー後期印象派ーフォーヴィズム、未来派、キュビスムとあらゆる表現方法を次々試していったような萬さんの絵について考えるのにピッタリ。
セザンヌやゴッホの絵についての解説はパクってよかですかのオンパレード。
この表現頂き!と思っても忘れてしまうことが多いけど、その積み重ねであるときから、言葉がスラスラ出る、これがファーストステップ。
だんだん、自分の表現を探していくんだろうけど、いまは水瓶に言葉をためている時期。ってこれも鉄人からのパクリですけどー。
私は自分では水彩も油彩も水墨画もやらないし(やらないというより不可能)、そのタッチも塗り方も用具も何もかも知らなかったので、すごく勉強になった。
「再現より表現がテーマ」「表現のために技法が生まれる」、端的な、的を射た表現!もっと言ってもっと言って!という感じで読了(笑)。
もともと、文学に偏らないようにいろんな本を読もうと思ってきたけど、
まさか自分には全然関係のないはずの絵画の技法をおもしろがって読むなんてなあ。
でもほんとうにおもしろかった!
ってことでゴジラにいってきまーす♪
