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旅先の朝ごはんは息子はおにぎり、私はサンドイッチが定番です。

ホテルのバイキングも行くけど、朝は静かにたべたいという気持ちが年々つよくなってきており、

ドーミーインでも部屋でテイクアウトのモーニングを食べる方がなじむ。

こだわりというほどでもないけど、


ゆで卵を朝にたべるとハッピーなことが起こる、という十歳くらいの時に少女マンガ雑誌の占いだかおまじないページで見たことを、

いまだになんとなく覚えていて、サンドイッチは卵サンドにすることが多いです。

今朝は「コールスローサラダと玉子野菜サンド」。


こだわりといえば思い出したのが、山田詠美さんがたぶん「ポンちゃんシリーズ」で書いていたことですが、

(そして彼女は「こだわり」という誰もが空気のように使っている言葉がきらいだと思う)

「玉子」と書くが、「卵」はきらいで絶対「卵」と書かない、
そうです。それもわかるけど、

全体の文章の中で「玉子」がなじむときもあれば、「卵」がなじむときもあるしね。

そう書かれていたわけではなく、これは私の感じ方ですが、

「卵」って虫や両生類の葉っぱの裏にびっしり産みつけられた卵や、タピオカっぽいゼリー状の卵を連想してしまうので、


料理には鶏卵というイメージに近い、玉子なのかも。

でもなあ、山田詠美が好きなはずの森茉莉も漢字にはすごくこだわるんだが、


「卵料理と私」

というエッセイがあるしなあ。茉莉がそう表記するとそれがスタンダードになってしまうところが私にはあります。


とかいいつつ、茉莉も趣旨一貫していなくて、「トーストした麵麭に牛酪というのは茉莉のきらいな煎餅の味を連想させるから、栄養上牛酪はべつにたべる」(すげ!てか茉莉は自分を卑弱だと思っていてバターをわざわざ塊べつにたべているけど、担当編集者だった小島さんに言わせると、そうとう丈夫だったらしい。真冬のアパートでも暖房なしで平気だったという)

とか言いつつ、

晩年は塩せんべいがすきだったらしい。笙野頼子がたぶん「幽界森娘異聞」で、知らない人が読んだら、


そこ?そこなの?

と思うことでショックを受けていた。読んだ私もショックだった(笑)。


ではでは☆