若い頃は、

友達のアパートに遊びに行くのに、大きめのショルダーバッグ1つで十分でした。


私の若い頃は、


ケータイ(iPhone、iPad、その他モバイル)
その充電ケーブルもろもろ

なんてなかったのでまずその分軽い。

ケータイなしでどうやって待ち合わせるかといえば、到着時間に駅で待ち合わせる、だけです。

いまだったら、到着時間を知らせるより、着いたらメールする、だなあ。テキトーすぎる。


カメラはフィルム付きカメラを愛用していました。まさかiPhoneで毎日二十枚くらいも撮影するひとになろうとは。



化粧を日常的にし始めたのは販売職についてからなので、

二十代前半は基本ノーメークだし基礎化粧品も要らなかったなあ。メークはコンサートに行くとか、イベントがあればどぎつくやる(笑)。元気だったなあ。


というわけで化粧ポーチもなくていいわけだ。

最近はコンタクトとメガネ両方持って歩くわけですが、34歳まで度入りのメガネをしたことはなかったなあ。メガネがすきなので度なしであれこれ作ってはいたけど。


ほかにも、


きょうは自分でつくったサンドイッチがあったので持ってきたんだけど、これが当たり前だけど、キオスクや車内販売のサンドイッチよりはるかに美味しい。

で、思い出したのは金井美恵子がエッセイで、トラーがまだ生きている頃のことだけど、金沢に招ばれて行くことになり、やれやれ、サンドイッチを作って、紅茶もポットにつめて行かなきゃならないし、老眼鏡(だったか拡大鏡)も、常備薬も、と、持ち物が多いことを嘆く、というほどじゃないけれど、

やれやれだぜ、

というようなことを書いていて、

読んだ時はいまより私も若かったので、老眼鏡はまだ必要もなかったし(いまも老眼鏡は持っていなくて、裸眼が老眼鏡状態)、


べつに車内販売のサンドイッチとかキオスクのおにぎりにペットボトルの飲み物でもいいじゃ、荷物もかるくなるし、

と思っていましたが、


年を取るとホッとすることが大切になってくるように思う。

自分で淹れた紅茶がいちばん美味しいし、サンドイッチも自分でつくったものがおいしい。

化粧ポーチに入っている見慣れたコスメたち(コスメとコムスメって似てるなあ…似てないか)、

ほかにもiPadやiPhoneや手帖やアドレスブックや、なんやかや。


若い頃は、


抜き身一つで参上!

の気合で外に出たけど、

最近はいろんなアイテムがないと戦える気がしない。荷物が多くなるのはあたりまえのことなのかも。