千葉市美術館の「光林を慕う-中村芳中」展、
見逃しになっちゃうのかなーと悲しくHPを見ていたら、
なんですって~!!
次回は「島根県立石見美術館所蔵 水彩画家・大下藤次郎 」ですと!
大下藤次郎と言えば、萬鉄五郎が美術学校への進学を
許されなくて、その著「水彩画の栞」で水彩画を勉強していた
いわば通信教育の先生ではありませんか。
当時地方に住む絵を勉強したい若者たちは
「水彩画の栞」を読み、独習をしていたそうです。そうとうなヒット作だったもよう。
その後、大下藤次郎は「みづゑ」を創刊。
ちなみにこちらが萬さんの当時描いた水彩画の一枚。
関連講演会のひとつに岩手県立美術館館長・原田光氏の「趣味と実利と水彩画」が
あり、あら!と思いましたが、「みづゑ」の編集長という経歴をお持ちなので、
そのつながりかなーと推測。
土日というと大抵どこかに行っていて、岩手県立美術館で館長講座もあるのに、
ほぼ聴いていない私なんですが、その講座、岩手でやってー!と思うのは不届きでしょうか(笑)。
実利、というあたりが気になるのよ。
大下藤次郎という名前は萬さんの解説の勉強をするまで知らなかったし、
じつはいまだ大下藤次郎については何も知らなかった。東京美術学校時代の師、黒田清輝については
すこしは勉強したんですが。
それにしても、千葉市美術館、幅広いなあ。
そしてまたじつにどうでもいいことに気づいてしまったのですが、
中村芳中、中の字がふたつ入っている…スミマセン。
Wikipediaで大下藤次郎の師匠、原田直次郎を調べたら、お弟子さんの名前が
木下藤次郎になっていたので、訂正しておきました。木下藤次郎…さては木下藤吉郎と
混同したな(笑)!ではでは☆