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はっはっはっは!

荒川弘さんの「百姓貴族」を去年の秋に読んで、やっときのう読みました!9巻までですが。

で、1巻でワケありで寮のある高校ならどこでもいい、

と入ってきた主人公、のっけから敷地一周20kmに、もうこの学校辞めたい、と泣きが入っています。20kmかあ、私だったら2時間はかかるな。

って八軒くんの心の旅はここからスタート。

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この「銀の匙」を読んでいて思い出したのが、去年の初夏に農業高見学に町内会の婦人部で行ったこと。

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ホルスタインはガリガリに痩せていて、おっぱいがグラマーなのがよく乳が出る体型だとか、やっぱりホルスタインの体型は重要なようでした。経済動物という言葉もこの時はじめて耳にしたんでした。

そして、

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敷地内掃除をした時にゴミの中から出てきた竈で、

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農業高で作られた作物や加工品で、
ピザを作って焼いてたべよう!

この頃になると八軒くんはもう大丈夫、学校の中に自分の席を見つけています。

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じつは見学した農業高にもピザ窯「カブトムシ」がありまして、やっぱり自分たちの作った農作物でピザを焼いてたべると聞きました。

そんなことを思い出しながら、また、荒川弘さんの「百姓貴族」にあった、親の借金を確認してから跡継ぎになれ、とか、親はある日いきなり首を吊ったりしないで、とか、


借金があっても一軒が潰れると連鎖で4、5軒行くから辞められない、という農業のリアルな厳しさを重ね合わせて読みました。

とはいえ、

映画「おくりびと」で山崎努がしみじみと言った、「困ったことに旨いんだなこれが」のコラージュに膝を叩き、

困ったことに旨いんだよなあこれが、

と、過酷な現実も併せ書いている「銀の匙」が美味しくて困るのだった。ああ、また燻製したくなっちゃった…。