焼けたあ♪
パン・ド・セーグル・フィグ、フランスのライ麦パンです。
フランス語でライ麦のことをセーグルといい、
ドイツ語ではロッゲン。
ロッゲンなんとか~だったらドイツパン、セーグルとついていたらフランスパン。
ドイツやロシアなどのライ麦パンはライサワーをつかって、重く、酸味のある、目のつんだ
ライ麦パンですが、
フランスのライ麦パンはインスタントドライイーストをつかうし、小麦の割合も多く、かろやかな食感が特徴です。
このパンは発酵種をあらかじめ作っておくのが特徴です。
発酵種をあらかじめ用意しておくことによって、味に奥行きが出たり、
ライ麦と小麦のつながりがよくなったりします。
発酵種に使うのは、リーンなパンの生地の残りですが、
今回はレーズンスタータのカンパの生地だったかな。
その時々で味わいも微妙に変わると思います。
ドライフィグは中央バター商会のトルコ産のドライフィグで、1kgで
売っているものがなんといってもお買い得です。
また、イチジクのプチプチした食感がすきなので、コーヒーの
お供に胡桃とフィグがあると口の中が楽しくなります。
(それをクッキーにでも焼けばいいのだが、そこは面倒に感じるのだ)
昨日は出入りがあったので、焼くのは翌日(すなわち今日)と思って、
1次発酵をかけたあと折りたたんで冷蔵庫へ。
冷蔵庫の中でも発酵が進んでいたので、朝出して、2時間後に形成、
発酵させて焼成。
焼成しつつ、友達と電話でおしゃべりをする。ふはは!
本には書いていなくても、ライ麦パンの時は石焼方式のスチームを
入れてから焼いています。
つまり小石の入った天板を仕込んでおいて、280℃で余熱し、
水を小石にかけるわけですよ。ジュワワワワ、と
音がして物凄い蒸気が発生。
あ、蒸気が発生してからの窯入れは熱くてできないので、あらかじめ
パンを窯入れしてから間髪おかずやっています。
で、蓋をして1分放置。
その後200℃に下げて15分~20分、パンの焼き色を伺いつつ
焼くわけです。
できあっがり~♪
薄くスライスしてチーズと共にワインでお楽しみください、って感じかな。
折りたたみクープでつく、レリーフがアラベスク模様みたいで
けっこうすきです。
課題はフィグがバランスよく生地に練り込まれないこと。
むずかしい…。