いやー、この生地をこのこね台にあげるまで長かった―。
水を多く入れてしまって、でもレーズンスタータももったいないしなーと、
どっちつかずの気持ちでとりあえず1次発酵のあいだに折りたたみを3回。
冷蔵庫に入れて低温発酵させて、折りたたみして、
きょうになったら扱いやすくなっていたので、冷蔵庫から出して2時間ほどして、
打ち粉を多めにして形成しました。
私は打ち粉はあんまりやってはいけないんじゃないか、と思っていたのですが、
志賀勝栄さんの本で、高加水のバケットの形成で、こわがらないで打ち粉をたっぷりして、
と書いてあったので、
そうだよなー、扱いにくい高加水の生地だったら打ち粉、たっぷりしていいよなー!と。
この生地がふわふわして、しっとりして、赤ちゃんの肌みたいで、
かなり久しぶりにドキドキしました。
パンづくりもだいぶ慣れてきてしまって、ドキドキを忘れている自分に
気づくことがあります。
まだ、私はドキドキできる!と気づいたことはきょうの収穫でした。
ドキドキできるということは、まだ可能性があるということ。
やわらかくておそるおそるふれる生地、そこに可能性が眠っているかも―。
マリボーチーズのカンパ。何十回となく作ってきましたが、
こんなにやわらかい生地でつくったのははじめて。
形成はいつもの三つ折りを2回で綴じる方式で下が、
発酵かごに生地がひっつかないように、ライを多めに打ってみました。
ずっと怖がってやっていなかった、
チャバッタ、
リュスティック、
バゲット
などの高加水の塩と水と粉だけのパンにもう一度挑戦してみたくなりました~♪