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「赤瀬川原平の名画探検 ルソーの夢」
講談社(1998年)

赤瀬川さんの絵の見方がすきで借りてきた本です。

専門的な用語や解釈を使わないで、絵の本質にサクッと入り込む刀の使い手というのでしょうか。

ルソーの「戦争」については、


「間違いだらけのデッサンをなぞりながら、丹念に描き上げている絵筆の活力が凄い」と。

「オルセー美術館展」で見て、一番好きなルソーの絵ですが、そう、確かに間違いだらけのデッサンです(笑)。



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同じく「オルセー美術館展」で見てすきになった、「女蛇使い」。

女蛇使いの笛の音に助けられて大小の蛇がゆっくり動きはじめる…

その文章の音に助けられて読者も絵の中に深く引き込まれる。

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そしてこちらの絵は今回の「グリーブランド美術館展」に出品されていた、「虎とバッファローの戦い」

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副題が、名画でたどる日本の美、
となっており、ほとんどが日本美術なのですが、

アンリ・ルソー、ベルト・モリゾ、モネ、ピカソの絵が一点ずつありました。

アンリ・ルソーの絵を古道具屋で買って愛蔵していたピカソ。アンリ・ルソーを讃える会が開かれた1908年に描かれたのが、

この「トラとバッファローの戦い」でした。

最近、読んだ本の絵を美術展で見たり、それとは知らないで見に行って、あれ?本で読んだな?ということが多くなってきました。

好みが偏っているだけ(笑)?