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私は小学校時代ほんとうに勉強ができなかった。
いいじゃーべつに中学から先はふつうにやってきたんだし、
と思うけど時々自分の中の物凄い欠落に気づいて、くらくらする。
特に社会科がやばい。すでに息子にいろいろ教わっているくらいである。
あの息子に教わってどうする。まずいだろそれ。
というわけでこの記事はその偏った私の中の江戸時代であります。
吉原があるのは知っている。「さくらん」読んだし。というあたりですでに偏っている。
吉原と言えば落語で「さくらん」だ。違うのかしら。
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よしながふみの「大奥」は逆転大奥なので、切れ者の家光が
いまでいう大奥のリストラを断行、百名の男たちを吉原に送り込む。
女が若くて健康な男を買う場所を幕府がつくったのである。
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で、江戸の大火、明暦の大火、振袖火事ですが、
浮世絵はこの明暦の大火以降に誕生したと考えられるそうです。
無秩序に膨れ上がった江戸の町に新しい都市計画のもとに、
町人文化が隆盛していく、その刻々と移り行く江戸とともに
浮世絵が盛んになっていく。
地方から来た人々がお土産にするのに紙はかるいし、
浮世絵は刷り物だから蕎麦一杯分の惜しげもない値段だし、
流行も時事もお洒落も風俗も事件も、すべてが浮世絵の中にあるわけだ。
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江戸東京博物館のおそるべきジオラマのお江戸。
この精巧な人形一体が一体いくらするんだろう。
常設展示は江戸と明治・大正・昭和エリアに分かれているのですが、
先に作った江戸エリアの方が、バブルがはじける前だったそうで、
見応えというか、お金のかけ方がちがうというか、それこそ江戸の元禄文化そのものかも~と。
元禄文化といっても派手で絢爛だったらしい、というイメージしかないのですが。
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そしてこちらが「御成門」。
将軍様が大名の屋敷にお成りになるときはこの御成門から
入るそうで、一定以上の力のある大名は屋敷を建てる場合、
主とそれ以外のものが出はいりする門以外に、
将軍様用御成門を作ったものだそうです。とはいえ、
一度も使われないままということもあったのだとか。
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「大奥」4巻は家光の死、その次の家綱の「さようせい」様ぶりと
明暦の大火、犬将軍綱吉の君臨。
その問題の綱吉のお成りで浮き立つ備前守、牧野家。
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しかし、この「大奥」の綱吉の人もなげな振る舞いによって、
牧野家は惨澹たることになってしまうのであった。
成貞の夫、亜久里は綱吉が館林の宰相だった時代に関係があり、
求められるままにまた関係が復活してしまい、
家ががたがたになったところでその息子にも魔手が伸びるのであった。
息子にも妻がおり、けっきょく牧野家は成貞を残して全滅である。おそろしい。
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群馬県立館林美術館に行ったときに、館林と言えば家綱、と
思い出してしまったのは私だけでしょうか。
館林と言えば文福茶釜で有名らしいので、いつかこちらも有名な
館林のつつじとともに、文福茶釜も見に行きたいものです。
という以上が小学校時代、社会科でなにをやったのか
全然覚えていない私の日本史なのでした。
ちなみに行くまで館林も高崎もおなじ群馬だし~と
すごく安易に考えていた。群馬と東京の位置関係もよくわかっていなくて、
でも高崎から新宿へ一本で出られるんでしょ、というのをどこかで
聞きかじっているので、東京と高崎はどこかで接しているような気がしている。
きっとちがうんだろうなあ…。
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