若い頃からずっと変わらずすきな作家とうのも、年々減っていくのですが、
幻滅することもあれば、こちらが成長して合わなくなることもあるし、あの世にトリップなさる作家もいらっしゃるわけで。
金井美恵子さんがその貴重な作家の一人というかいやたった一人なので。十五歳のある日、新潮文庫の「愛の生活」「夢の時間」を手にしたのが出会いで、そのときからいままでほんとうにいろんなことを文章で教えられました。ボッティチェリも知らなかったけれど、
姉・金井久美子による装丁もすごくよかったんです。いまでも新潮文庫で買えるのでしょうか。
40歳ごろの金井美恵子。金井美恵子というと、この「小春日和」のおばさんのイメージだ。
エッセイ集もじつは全部読んでいる。それなのに全集が出るといそいそ注文してしまうのってなんでしょう。
高崎時代のハタチそこそこの金井美恵子。
アングラだ。
「アーサー・ランサム全集」が横積みにしてあるほかは、検討もつかないけど。
あー、四谷シモンが書いていた、「柱を抱かせた紀信が憎い」ってこれかあと。
「兎」のなかの美少女みたい。血のように紅いドレスがよく似合う。
今回の「金井美恵子エッセイ・コレクション」の見返しは、金井久美子による装丁コレクションでもあり、
文庫本になったものは見ていないものもあるけれど、同一タイトルの本は全部読んでいる。いやひとつくらい読んでいない本があるかなあと思っていたんだけど。





