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「日本美術応援団」のシリーズです。

日本美術応援団
京都、オトナの修学旅行 
雪舟応援団 
日本美術応援団オトナの社会科見学 
日本美術観光団
実業美術館 

わ、ずいぶん読んできたなあ。この本で暫定コンプリートでしょうか。



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「日本美術応援団」は懐かしき学ランのバンカラ風応援団のコスプレでしたが、

ここは専属スタイリストの南伸坊さんの発案で、弥次さん・喜多さん。

見てきたばかりの広重の東海道五十三次や、


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展示されていた「東海道膝栗毛」が思い出されるなあ。子供向けのやつと、「マンガで読む日本の古典」しか読んでいないなあ。いつ読むか?んーまあそのうちに。ダメでしょ。

観光団のふたりが訪れたところは、神社仏閣がほとんでですが、

これも江戸時代の旅が「お伊勢参り」に代表される神社へのお参りだったら許された、

というのにならっている。

美術館だって日帰りの観光旅行だ、と言い切っていてすてきだ。


12の観光旅行のうち、特に印象に残ったのは「原爆ドーム・厳島神社」でした。

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去年の春に広島に立ち寄った時、雨の中の原爆ドームをみて、

どうしても東日本大震災を重ね合わせてしまうのだった。時間がないのでタクシーで観光の広島だったのだけれど、

行きは年配の運転手さんが破壊されたものを保存する難しさや維持費がかかることなどお話ししてくださり、

帰りのタクシーでは若いドライバーさんが、おじいちゃんや友達は保存が決まる前の原爆ドームで遊んでいたと言っていた、という話をしてくださって、

「はだしのゲン」の中にもあるけど、あれは実際にあったことなんですよ、と。中沢先生と言っていたかな。


女川町を訪れた時、案内してくださった方がやはり、保存か撤去かは難しい問題だということを話してくださって。

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広島で降り立った理由は、アンデルセンの本店が広島にあるから、

という理由で、そこのモーニングをたべたいということと、

前に雑誌で広島アンデルセンを枝元なほみさんが訪ねる記事があって、いつか行きたいなあと思っていたからでした。

広島アンデルセンはじつは、爆心地から360mで、もとはルネッサンス様式で建てられた三井銀行だったんですね。その後いろいろ変遷があって、1967年にタカキベーカリーがここを買い取って、広島アンデルセンを開業。

原爆ドームを見た後、お店の入り口にあったプレートにその詳細が表記されていました。


じつは山下さんが広島県出身で、7歳のときに呉市から広島市へ引っ越して、原爆ドームは100回以上見ているそうです。

ただ、内部に入れてもらったのははじめて、ということでした。

厳島神社もいつか行きたいところですが、

横山大観展で、「屈原」を見逃してしまったのですが、たしか厳島神社所蔵だったと思います。


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そして、皇居・三の丸尚蔵館。

東京国立近代美術館に向かう途中(東京駅から歩いた場合)で通りかかるのですが、

いまだに入ったことがないのです。

が、ここは相当いいんだな、ということが熱っぽいふたりのやりとりから伝わってきます。

「牙彫官女置物」は百何十個ものパーツを組み合わせているそうです。

紐の加減とか、超絶技巧…。


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そしてこの柿こそ、

三井記念美術館で開催される、「超絶技巧!明治工芸の粋」(4/19~7/13)の目玉の竹の子の作者、

安藤禄山作。

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タケノコもいいけど、柿もね。

「なぜいまつげ義春なのか」の中でも宣伝していたけれど、

三の丸尚蔵館のこの柿も気になる。

いつか行ってみたい気持ちと、この本を読んだだけで旅をしてきたような…。

ではでは☆